【生乾き対策】この時期気を付けたい生乾きを防ぐ方法10選

しっかりと洗濯したタオルや衣類を使おうとしたら「臭う…!」というケースや、
部屋干ししたら何とも言えない“独特な臭い”に気持ちが滅入るケースもあるでしょう。

今回は、タオルや衣類から漂ってくる生乾きの臭いについて迫ってみます。
生乾きを防ぐ家づくりのポイントや、生乾きや臭いを防ぐための対策もご紹介します。

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生乾き臭…そもそも何が原因なの?

タオルの生乾き対策をするため、まずは原因について見ていきましょう。

私たちの暮らしにはさまざまな“菌”がいますが、なかでも生乾き臭の原因を作り出しているのがモラクセラ菌という菌です。
モラクセラ菌は、洗濯してから5時間後に乾燥していないと急激に増えることがわかっています。

実は、「モラクセラ菌」そのものは、誰もが顔をしかめるような臭いを出してはいません。
モラクセラ菌が増殖するとき出す排泄物が、嫌な臭いのもととなり、一般的に言う「生乾き臭」となっているのです。
つまり、理論上、モラクセラ菌が急ピッチで増え始める5時間前に乾燥できれば、生乾き臭も比較的おさえられることになります。

生乾き臭をさせないための対策11選

次に、タオルの生乾きの臭いを防ぐためにできる対策を11個ご紹介していきます。
できる対策は、ぜひとも取り入れてみてくださいね。

◎対策1:新築時に「ランドリールーム」を作る

新築時にできる生乾き対策が「ランドリールーム」です。
ランドリールームがある間取りなら、部屋干しによる生乾きの心配も減ります。

しかも、

部屋干し中、急にお客様が来て物干しスタンドを片付ける場所がない

・外干し中、排ガスや雨が衣類に付いていないか心配

という悩みもなくなるでしょう。

何より、「洗濯する⇒干す」という動作がひとつの空間で済むため、家事効率もアップ。
生乾き対策はもちろんですが、日々の暮らしの快適性も向上するでしょう。

ただし、ランドリールームは家事動線や収納量、換気対策なども考えた設計が求められます。

たとえば、ランドリールームの扉は引き戸にすると、換気もしやすく空間を衛生的に保ちやすくなるでしょう。

家づくりの段階でランドリールームをご検討の方は、住宅会社に早めに相談しておくことが大事です。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/2872/

◎対策2:洗濯前のタオルを洗濯機に溜めておかない

前述したように、生乾き臭の原因のひとつが「菌の増殖」です。

たとえば、「タオルが濡れたまま、ほかの衣類と重なり合うように何時間も放置されている」などは生乾き臭が発生しやすい状態です。
特に、「洗濯機のなかに汚れ・水分の付着したタオルや衣類を入れ、フタを閉めておく」という状況は菌が増えることにもつながります。

洗濯カゴに入れておく方が密閉されずに通気性もあり、菌の増殖をおさえられるでしょう。

◎対策3:洗濯後はすぐに干しましょう

洗濯後、タオルや衣類が濡れたままの状態で、フタが閉められた洗濯槽の内部に長時間放置されていると生乾き臭の原因になります。

出かける直前に洗濯機を回し、「干すのは帰宅後でもいいか」と干すタイミングを後回しにしていませんか?

洗濯をしたらできるだけ早く干す対策をしましょう。

◎対策4:部屋干しのときの“干し方”を工夫する

タオルの生乾き臭を防ぐ対策のひとつとして、空気の通り道ができるように干すという方法もあります。

大量の衣類を密着し合うように干すと、空気がまったく通らずに乾燥時間が長くなります。
つまり、濡れている時間が長引き、それが“生乾き”となってしまうのです。

濡れた衣類は、いかにスピーディーに乾かせるかが生乾きを防ぐコツです。
冬なら、暖房の風が届くような位置に物干しスタンドを設置してみるのもいいかもしれませんね。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/3657/

◎対策5:洗濯回数をできるだけ頻繁にする

タオルと言っても、

・洗顔後に顔を拭くフェイスタオル

・入浴後に身体全体を拭くバスタオル

・手を洗ったときに拭くタオル

など、いくつかの種類がありますよね。

皆さん、どんなタイミングで洗濯をしているでしょうか。

タオルの洗い方は個人差があって、「1回使ったらとにかく洗濯する」という方もいれば、「2~3日使ったら洗濯する」という方もいるかもしれません。

でも、「顔や身体を拭いて濡れる⇒乾燥させる⇒再び使って濡れる」を繰り返すほど、菌が増殖します。
これが生乾き臭の原因です。

できるだけこまめに洗う対策で、菌が増えるのを防ぐことができます。

◎対策6:生乾き臭に効果がありそうな洗剤を選ぶ

さまざまな洗剤があるなかで、部屋干し臭を防いでくれる洗剤を使ってみてはいかがでしょうか。
このような洗剤は、菌を増やさないための成分が研究されて配合されています。
洗剤選びでは「消臭」「部屋干し」「防臭」「除菌」といったワードに着目してみるといいでしょう。

また、洗剤を使うときは、洗濯量に対して正しい洗剤の量を心がけてください。
タオルや衣類の量が多いのに洗剤が少ないと、当然ながら汚れや菌を落とすには不十分です。

◎対策7:洗濯機にタオルや衣類を詰め込み過ぎない

ご家族が多いと“まとめて洗う”という洗濯スタイルもあるでしょう。
忙しいと、できるだけ洗濯機を回すのは1回で済ませたいところですよね。

ただ、洗濯機に目一杯「タオル・衣類」を詰め込み過ぎると、汚れも落ちづらくなります。
衣類同士が洗濯機内で回らずに、まったく皮脂汚れが落ちずに生乾き臭を発している可能性もあるでしょう。

ギュウギュウに詰めこんで1回で洗濯するよりも、2回に分けて洗濯をした方がいいこともあります。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/3395/

◎対策8:洗濯槽を清潔に保つ

洗濯機を綺麗に保つ対策も生乾き臭をおさえることにつながります。

洗濯槽が汚れると、生乾き臭を発生させる要因になります。
洗濯槽の裏側にはカビが生えやすいですが、基本的には洗濯機の使用後はフタを開けて乾燥させておくことが大事です。

また、洗濯機のタイプに合わせた専用クリーナーでときどき洗濯槽をクリーニングして綺麗にしましょう。

◎対策9:ガス式乾燥機「乾太くん」の設置

乾燥機で乾燥させる対策も、生乾き臭を防げます。

最近は、新築住宅を建てる際に、ガス衣類乾燥機「乾太くん」を取り入れる方も増えています。
ガス式乾燥機のメリットは、高温・短時間で乾かせる点です。

ただ、「乾太くん」は、ガス工事やスペース上の問題もあって、後付けでは手間となることも。
そこで、新築のときに導入を検討しておくことをおすすめします。

最近のお住まいはオール電化のケースも多いため、ガスの引き込み工事を伴う「乾太くんを導入したい」ときは、設計段階から話をしておくと安心です。
生乾き対策としても最近注目中の乾燥機の「乾太くん」。
家づくりで導入を検討している方は、早めの段階で住宅会社の方に相談してみましょう。

◎対策10:寿命になったタオルは処分。新しいものを買う

フェイスタオル、バスタオルのどちらも日常的に使うものです。
しかも、ほかの衣類と違って、お肌に直接的に触れるため、洗濯を繰り返しても皮脂汚れが蓄積されていきます。
糸が編まれて形成されているタオルの構造上、繊維の隙間ができるため、そこに菌が住み着くのです。

新品の頃こそ、ふわふわした繊維で汚れも落ちやすいですが、次第にゴワゴワ。洗濯しても菌が落ちづらいでしょう。肌触りも悪く、肌荒れのリスクも高まります。

タオルの使用頻度や、もともとの素材にもよりますが、

・洗っても洗っても生乾き臭がする

・ゴワゴワしている(生地が硬い)

・水分を吸収しなくなった

・変色してしまった

など、半年や1年を目安にこれらの症状がないかチェックしてはいかがでしょうか。

◎対策11:お風呂の“残り湯”を使った洗濯に注意する

水道代の節約として、洗濯に残り湯を使っている方もいるかもしれません。
ただ、使い方によっては、これが洗濯物の菌を増やす原因になっている可能性もあります。

まず、綺麗な残り湯か…というのがポイントです。

身体を洗わずに浴槽に入っている場合、残り湯には大量の皮脂が混じっているでしょう。
しかも、洗い場で洗髪や身体を洗っているときにフタを開けたままだと、洗剤カスが湯船に入っているはずです。
それに、浴槽のお湯は一晩経過すると細菌が1000倍にもなるため、残り湯を洗濯に使うなら入浴直後のものにしましょう。そして、基本的には“洗い”だけ、すすぎは水道水を使うことがポイントです。

残り湯を洗濯に使うのは「水の量」は確かに節約できるかもしれません。
ただ、皮脂カスが大量に入っている可能性が高い残り湯を日常的に使うと、洗濯槽内部に汚れが付着するリスクもあります。
汚れた洗濯機でタオルを洗っても、生乾き臭が気になって何度も洗うことになってしまいます。

残り湯の使用は自己判断で考えてみてくださいね。

まとめ

タオルや衣類生乾きについて、原因や対策を詳しくお伝えしました。

生乾き対策は、家づくりの段階で対策しておけるものもあります。
特に、近年人気のランドリールームは、洗濯専用で使える部屋。リビングが部屋干しでごちゃごちゃすることもなく、空間をすっきり見せることができます。

また、ガス式の乾燥機「乾太くん」も取り入れる方が増えています。
ガス工事が伴うため、家づくりの早めの段階で設計に盛り込んでおけるといいでしょう。

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