エアコンメーカーを比較しよう!!各メーカーの特徴
新築住宅のエアコンを選ぶとき、「広いリビングでもエアコン1台だけで暖かいの?寒くないの?」と気になるのではないでしょうか。
築年数の古い家に住んでいると「エアコンの効きがよくない」と実感することは多いかもしれません。でも、最近の家づくりは気密性が良く、広い間取りに1台だけでも「涼しい・暖かい」を実現できます。
また、どこのメーカーのエアコンを選ぶかも悩みどころですよね。
いったん購入するとだいたい10年ほどは使い続けることになる重要な設備です。
価格の安さだけで安易に買うと後悔にもつながります。
そこで今回はエアコンの主要メーカーの特徴についてお伝えします。
エアコンの歴史
スイッチひとつで寒い部屋もすぐに暖かい、寒くない部屋に、そして暑い部屋ならすぐに涼しく快適に導いてくれるエアコン。
今や、日常生活に欠かせないエアコンですが、いつ頃から普及していたのでしょうか。
日本では、戦後、1950年代になるとエアコンが普及し、初期は冷房機能のみで、「クーラー」と言われていました。
1960年頃には「冷房・暖房」も可能なエアコンが登場しましたが、一般家庭では見られませんでした。1965年を過ぎた頃には一般家庭にも普及しだし、壁掛け式、ウインド型、冷気下吹き出し方式、インバーターエアコン・・・と開発が進んでいきます。
現在では「冷房・暖房」のみならず、加湿や除湿、空気清浄機能なども併せ持った高機能なエアコンが家庭でも使えるようになってきています。
新築住宅で候補にしたいエアコン、各メーカーの特徴
エアコンのメーカーはさまざまなメーカーがあるので、新築住宅でエアコンを選ぶとき、どれを選ぶべきか迷いますよね。各メーカーの特徴を簡単にご紹介します。
◎ダイキン
ダイキンと言えば空調メーカーとして多くの方から知られています。
業務用はもちろん、家庭用エアコンのシェアも高い空調メーカーで、新築で購入する人にも人気があります。
代表的な「うるるとさらら」のシリーズなら、加湿機能や除湿機能、そして換気機能が搭載されています。
夏のジメジメには除湿機能、冬の乾燥には加湿機能が大活躍。近年は感染症対策で換気が推奨されていますが、換気機能が搭載されたものを選べば、冷暖房中でも室温を維持しながら新鮮な空気を取り込むことが可能です。
新築住宅を「暖かい・寒くない」と快適に導いてくれるエアコンとなるでしょう。
また、わずか185㎜の薄さで多彩なカラーから選べるパネルデザインが魅力の「リソラ」なら、新築住宅の空間に合わせて選べます。
さらには品質まで叶えられる魅力的なエアコンで、新築住宅のエアコン候補としてもおすすめの1台です。
◎日立
日立の代表シリーズは「しろくまくん」で、自動で洗い流してくれる凍結洗浄という機能があります。
エアコンは暖かい部屋、寒くない部屋を実現してくれる空調ですが、たとえ新築住宅でも毎日のように使っているとどうしても汚れは溜まるもの。
内部の結露の際の排水が乾燥せずにカビや臭いの原因になりがちですが、凍結洗浄の機能があれば、加熱で頑固な汚れを融解して凍結、溶けたときに汚れごと洗い流してくれます。
人感センサーで人が不在のときに洗浄してくれたり、タイマー洗浄で好きなタイミングで洗浄機能を作動したりなどが行えるエアコンです。
◎三菱
三菱の代表シリーズと言えば「霧ヶ峰」で、1967年に家庭用エアコンに名付けられて誕生した歴史深いエアコンです。
1台1台が日本国内の工場にて製作・テストされている安心の日本製という魅力もあります。
人間の動きや状態を見守りながら空間の温度を察知する赤外線センサー「ムーブアイ」が搭載されているのも三菱エアコンの特徴です。
自動で風の動きを調整し、新築住宅での快適を実現します。
また、寒冷地では「エアコン1台では寒いのでは?」という不安を持つ方もいるでしょう。
特に、霜取り中に「暖かい」が中断されると、新築住宅の室内が寒くなるのは避けたいですよね。
三菱エアコンの「ズバ暖」というシリーズなら、熱交換器を半分ずつ使い、暖房運転が止まりません。冬でも「暖かい」「寒くない」と、新築住宅の快適を実現してくれる嬉しい1台です。
◎パナソニック
「エオリア」が主力シリーズのパナソニックのエアコンは、家庭用エアコンでも知名度が高く、新築住宅のエアコン選びでも人気があるメーカーです。
エオリアで注目したいのは、除菌機能「ナノイーX」。
空気中のウイルスやカビ菌、花粉などの有害物質を抑制し、空気の綺麗を持続させてくれる機能です。日本アトピー協会推薦品のマークを取得していて、アレルギーが気になる方が新築住宅でのエアコン選びの際の選択肢にもできそうな1台です。
脱臭効果もあるので、タバコを吸う方、ペットを飼っているご家庭、洗濯物の生乾き臭が気になる方でも、新築のエアコン選びにすることで臭いの軽減に効果があるでしょう。
◎シャープ
プラズマクラスターという独自技術を搭載したシャープのエアコン。新築のエアコンでは空間を「清潔に保ちたい」というお考えの方も多いのではないでしょうか。
プラズマクラスターのマイナスイオン・プラスイオンが、空気中に浮遊する「臭い・ウイルス・カビ」などを浄化。空気が清潔に保てるという魅力的な1台です。
また、冷房・暖房の作動中はもちろん、エアコン不要の時期でも「空気清浄機」としての活用もできます。
◎東芝
家庭用エアコンのなかでも歴史が長く、販売台数が多いのが東芝エアコンです。
空気清浄に力を入れているメーカーで、UV除菌ユニット搭載により、ふだんのセルフクリーンや季節の変わり目の除菌が可能です。送風ファンや上下ルーバー、リモコンが抗菌仕様で菌の繁殖がおさえられる工夫が随所に盛り込まれているのも特徴です。
エアコンに一番近い人に風をあてる「風あて」、人に風があたらないようにする「風よけ」などレーダーで人の動きを感知する機能も搭載されています。
また、外出の際にエアコンをつけたままにするかと気になる方もいるのではないでしょうか。
東芝のエアコンの「おでかけ」機能により、不在時には運転を抑制してくれます。
たとえ短時間の外出でもエアコンつけっ放しでも、室温が不快な環境にならずに済みます。
新築住宅のエアコンでも検討できる1台となりそうです。
◎コロナ
コロナと言えば、石油ストーブなどの暖房機器という印象があるかもしれませんが、エアコン市場には1979年からの進出し40年以上もエアコン作りの歴史があります。
さまざまなメーカーのうち、シンプルでコストがリーズナブルというイメージが持たれるコロナのエアコンで、新築住宅で検討できます。
長い歴史のなかで培った機能性も備わってコストパフォーマンスの優れた製品が魅力です。
最新エアコンの「リララ」シリーズは、熱交換器の洗浄「アクアドロップ洗浄」、スマホ連携して簡単操作できる「快適ホームアプリ」、人感センサーで実現できる省エネ性能などが充実しています。
新築住宅でも選択肢となりそうな1台です。
まとめ
近年の新築住宅では「広いLDK」を採用するケースも多く、空間が大きいのでエアコン1台で大丈夫なのだろうか、かなりの大容量のエアコンが必要なのではないかなどの疑問もあるかもしれません。
エアコン選びでは6畳や8畳などの「畳」が記載されていますが、これは昔の断熱性能の悪い木造住宅をベースに記載されています。
現在の気密性の良い家なら、20畳、30畳と広いLDKでもそのままの畳数対応のエアコンを買う必要はなく、10畳用、14畳だとしても十分にカバーできることもあります。
ただし、吹き抜けや窓の大きさなどもエアコン効率に関係しています。
エアコン1台でも寒くなく、涼しい住宅にするために、容量の大きいものを選びましょう。
気密の良い家であれば大きな空間に1台でも「暖かい・寒くない」「涼しい」を実現することができます。
エアコン購入の際は、施工会社にもエアコンサイズや設置する場所などを相談することが大事です。
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