気を付けたい?!建築吉日や三隣亡、風習等のあれこれ

家づくりでは、地鎮祭や上棟式、引き渡し日といった節目のような日がいくつもあります。

そんな大切な日に「縁起の良い日・縁起のよくない日」が意識されるケースも多いです。

一般的に、大安は良い日というイメージがありますが、建築では「建築吉日」という良い日取りが存在します。

また、「仏滅は不吉」とイメージする人が多いですが、建築においては三隣亡という“凶の日”もあります。

今回は、縁起の良い家づくりのために知っておきたい、建築吉日や三隣亡などとの風習についてじっくりとお話します。

ぜひ、ご参考ください。

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理想の家づくりで意識したい「建築吉日」

建築吉日は、工事を始めるのに良い日取りのことです。

多くの人々の手によって完成する家づくりは、施主様にとっても施工会社にとっても「安全・無事」に進むことが何よりの願いですよね。

そこで、古くからの風習、ゲン担ぎを大切にする文化もいまだあります。そこで「建築吉日」が重視されることが多いです。

◎多くの人が知っている「六曜」

まずは、一般的によく知られている“大安”や“仏滅”、“友引”などについてお話しましょう。

大安や仏滅、友引などは「六曜」という暦注によるものです。

毎日のように、大安や仏滅などはカレンダーで見かけるため、私たちの暮らしでも馴染み深いですよね。

特に、「結婚式だったら大安」「仏滅は不吉」という感じで、日本では昔からの風習として染み付いているかもしれません。

この六曜は、冠婚葬祭などの日取り選びでよく使われ、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」という6つの順番で並んでカレンダーに記されています。

それぞれの意味は次のような違いがあります。

【先勝(せんしょう)】

“先に勝つ”という言葉からも分かるように、先勝は「物事をやるなら午前中がよい」という日です。

【友引(ともびき)】

友引は、もともとは「共引き」でした。
勝負の決着がつかない引き分けの日、つまり、良くも悪くもどちらとも言えない日が友引という見方があります。
実は、冠婚葬祭を行うにあたって友引の考え方は少々異なります。
友を幸せに導くことから、友引は結婚式では吉の日です。
逆に、友を連れていくことから友引は葬儀では避けられる日です。

【先負(せんぷ)】

先負は“先に負ける”と言う意味があり、何かをやるなら午後からが吉という日です。

【仏滅(ぶつめつ)】

仏滅は多くの人が知るように、結婚式などの祝いごとの日取りには選ばれにくい日です。
仏滅と聞いただけで「よくないことが起こりそう…」と感じる方も多いかもしれません。
私たちのイメージとして「仏滅は縁起が悪い」と根付いています。

【大安(たいあん)】

結婚式などの祝いごとはもちろん、何をやるにしても良い日取りと言われているのが大安です。
大安の日というだけで、どこか前向きになれそうな、そんなプラスのイメージがありますよね。

【赤口(しゃっこう)】

血や火を思わせる“赤”を使った「赤口」は、仏滅の次によくない日取りで、基本的には不吉な日とされています。
ただし、1日のうちでも午前11時から午後1時という短時間だけは「吉」です。
仏滅と違って、少しだけ吉が混じっている日と言えるでしょう。
ただし、結婚式などのお祝いはもちろん、建築に関する地鎮祭・上棟式などにも適していないと考えられています。

https://vacances-tokai.com/wp/column/land/1387/

◎「十二直」という歴注がもとになった建築吉日

上記でお伝えしたように、大安や仏滅、友引などの「六曜」は私たちの暮らしに馴染みがある歴注です。

一方、建築関係の物事を進めるときは、「十二直」という歴注がもとになった建築吉日が重視される傾向にあります。
十二支で表される北斗七星の方角について、建築吉日の吉凶を占うときに使われたのが十二直です。

12個ある十二直ですが、そのなかでも「建・満・平・定・成・開」が“建築吉日”と呼ばれる、建築において吉の良い日取りです。

【建(たつ)】

万物を建て生じると言われる「建」。家づくりにおいては最も吉となる日ですから、大安同様に良い日取りとなるでしょう。

【満(みつ)】

土を動かす事柄はよくないものの、地固めや柱建てなどには向いている、建築吉日です。

【平(たいら)】

穴掘りには不向きな日ですが、それ以外は吉という建築吉日です。

【定(さだん)】

建築や移転には適した建築吉日です。

【成(なる)】

“物事が成就する”ことから、建築吉日です。

【開(ひらく)】

葬式などには凶の日ですが、建築においては吉と言われている建築吉日です。

建築で避けられている「三隣亡」とは?

三隣亡(さんりんぼう)は、建築において“凶”とされている日です。
ふだんの生活では「三隣亡」などは無縁で、「そもそもそんな日があるなんて…」と言葉を初めて聞いた方も多いでしょう。
そんな三隣亡について見ていきましょう。

◎三隣亡は建築業界で“凶”の日

三隣亡(さんりんぼう)という言葉は何だか難しい印象を受けますが、「この日に建築をした場合、近隣三軒を巻き込んで滅ぼすような大火事を起こす」「大工さんがケガをする」という不吉な意味合いがあると言われています。

古くから、建築では「凶の日」とされている日です。

三隣亡は月に数日程度あり、建築においてのお祝い事となる地鎮祭や上棟式では、三隣亡を避ける風習があります。
古い時代の大工さんは、「三隣亡だからケガをするかも…」という理由から休んでいたとも言われています。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2855/

◎六曜で吉でも、三隣亡を避けることも

先ほど「六曜」において、大安は縁起が良いとお伝えしました。
それでは、カレンダーを見て大安だった日に、三隣亡が重なっていればどうなのでしょうか。

建築においては「大安」ではなく、「災いがあるかもしれない三隣亡」を避ける傾向にあります。
ついつい馴染み深い大安だけで日取りを決めがちですが、三隣亡の日は避けたいという思いもあるようです。

このように、建築では大安や仏滅、友引などの六曜よりも、建築吉日の方を重視しながら日取りを決めることが多いです。

「大将軍」は建築において縁起が悪い?

次に、「大将軍(だいじょうぐん)」についてお話します。
八方位のさまざまな神のことを八将神と言い、そのなかの1つが「大将軍」です。
大将軍は殺伐を司る“神”で、3年間同じ方角にとどまることから「三年塞がり」とも言わる神。

建築においても大将軍は凶ですが、「この方角に大将軍がいる」というときは、しっかりと地鎮祭やお清めをすれば良いと言われています。

まとめ

家づくりのなかでは地鎮祭や棟上げなど、大事にしたい日はたくさんあります。
大安や仏滅、友引などの六曜よりも、建築で良いとされている「建築吉日」を選ぶことで気持ち的に安心感が出てきます。

また、縁起が良くない日として仏滅とが頭に浮かぶ方も多いかもしれませんが、今回お伝えした「三隣亡」や「大将軍」なども建築では不吉です。
すべて形は見えず科学的根拠のない迷信ですが、昔から多くの人が信じてきたものだからこそ、「悪い・不吉」「縁起が良い・建築吉日」などと言われると素直に信じたくなりますよね。
風水を取り入れて運気を高めたり、鬼門を避けて設計することなどにこだわりたい方もいるでしょう。

風習を全く意識せずにいると後で何かが起こったとき「凶の日を選んでしまったからだ」と後悔してしまうかもしれません。
建築の節目の日だけでも、大安・仏滅・友引、建築吉日などにこだわって家づくりが成功すると「風習を守って良かった」という気持ちになれるかもしれません。

必ずしも建築吉日などだけに囚われ過ぎず、地域による風習や施工会社との相談のうえ、さまざまな観点から日取りや決め事をしてみてくださいね。

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