静岡県の西部に位置し、県内最大の人口で静岡の中心地として賑わいのある利便性の良い浜松。
その一方で、海や山、川など美しい自然に囲まれるという落ち着きもある地域です。

全国20政令指定都市『幸福度』ランキング（2022年度版）では総合ランキングが1位という浜松は、自然や商業、文化・歴史が融合し、住環境としても魅力に溢れています。

今回は、浜松市で注文住宅を新築したい方に向けて、新築住宅を建てるときに知っておきたいポイントをお伝えしていきます。

地元の土地や建築について精通している会社に依頼する

注文住宅で新築するときに大切なのは依頼先を慎重に選ぶべきという点です。
一生に一度とも言える大切な家づくりを任せる依頼先です。

ただ、いくつかの候補を絞っても、なかなか選定できないこともあるでしょう。
どんな視点で最終的に選ぶかは人それぞれで、「自分のイメージにフィットした」というケースもあれば、「見積金額が安かった」というケースもあるかもしれません。

そこで見積金額よりも、自分のイメージに合っているかを重視することが大事です。

施工会社の候補を絞るとき、ホームページで施工事例をチェックしたり、モデルハウスなどを訪れる方も多いでしょう。
初めの段階で間取りプランを見せてもらえれば、より具体的な家づくりのイメージが湧いてくるものです。

ハウスメーカーや設計事務所、工務店などさまざまな依頼先のなか、ハウスメーカーは営業の人が図面を書いて提案してくることがあります。
お客様と初めに出会うのが営業マンですから、その過程で図面を書いてもらうのは魅力的に感じるかもしれません。

しかし、注意したいのは、ハウスメーカーの営業マンは建築を知り尽くした設計のプロではないという点です。
営業マンが作った間取り図をベースとして実際に出来上がった住宅は、「通路幅が狭い」「収納が足りない」といった不便や不満な箇所が生まれることがあります。

ハウスメーカーは、家を建てるまでのスピードは早いものの、設計に柔軟性がなかったり、そのプロセスの不透明さを感じたりするケースも考えられます。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/1393/

設計事務所など建築を熟知している依頼先の場合、施主の希望に合わせることはもちろん、デザイン性や機能性を重視ししながら愉しみを追求した注文住宅での新築ができるでしょう。

また、注文住宅で新築を依頼できる会社は多々ありますが、地元の土地や建築について精通している事務所に依頼することが家づくりでのポイントです。

浜松市で家を建てたら、当然ながらその家はずっと浜松市にありますよね。
浜松市の気候条件、浜松市の建築における規制などを理解して建ててくれるように、地元での施工実績が豊富な会社に依頼すると安心です。

浜松の環境にあった性能を

家は建てて終わりではなく、それからずっと何十年もそこに建ち続けます。
暑い日、寒い日、風の強い日、豪雨の日も、中に住む人を守ってくれるはずの存在です。
見た目のデザインへのこだわりはもちろん大切ですが、外の気候に左右されることなく、安心と快適をもたらしてくれる性能面も重視しなければなりません。

コスト重視で住宅を建てると、いくら見た目が洗練されていても耐震性や断熱性、気密性などが劣るケースも。せっかく建てた注文住宅の新築も、住み心地が良くなければ残念ですよね。

建物の性能が良いかどうかは、外観や内装だけでは分かりません。
一見、お洒落な家でも、性能へのこだわりがない家づくりがされている場合、いざというときに不安です。
そればかりか、家が長持ちせず、早い段階でリフォームや建て替えが必要となるかもしれません。

「地震が起こっても大丈夫だった」

「暑い夏も寒い冬も家のなかにいると快適」

「エアコンの効率がよくて省エネできる」

「メンテナンス性もよく、費用をおさえられる」

という家なら、注文住宅で新築するときに高いと思えても、トータルで見るとよかったと満足できることもあります。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/1477/

家を建てるときの「建築費用」を安くおさえることだけに気を奪われず、今後の暮らしにとって大切にしたいポイントをよく考え、後悔のない家づくりをすることが重要です。
どんな建材を使って、どんな性能があるかをしっかりと確認しておきましょう。

また、浜松市で注文住宅の新築住宅を建てるときは、「浜松市」の地域に合った性能を持つ家づくりがポイントです。

浜松市での新築住宅を建てた実績を持つ、地元に精通している施工会社に依頼すると安心です。

補助金を賢く活用する

浜松で新築住宅を建てるときは、利用できる補助金制度をチェックしておきましょう。

人生において幾度もない家づくりです。家族で思い描いた理想的な暮らしをカタチにしていきたいですよね。
でも、その反面、どうしても資金的な面で気になる方も多いでしょう。

そこで活用したいのが補助金です。

たとえば、よく知られているのは、国による補助金「こどもエコすまい支援事業」。
ZEHレベルの性能の高い住宅を建てるととき、子育て世帯や若者夫婦世帯が利用できるかもしれない補助金です。
そのほかにも、さまざまな補助金があります。

ただ、注意したいのが「補助金制度は家を建てるときに自動的に利用できるわけではない」という点です。

補助金の種類にもよりますが、「詳細を調べる⇒自分が対象かどうか確認⇒必要書類をそろえて申請する」といった流れになります。

予算が設けられている補助金の場合、申請期間内であっても上限に達すると打ち切られていることも。
注文住宅での新築の際、「どんな補助金があるか・自分は対象なのか」を家づくりのタイミングで知っておくようにしましょう。

また、国の補助金もありますが、浜松でも利用できる補助金や助成制度もいくつかあります。
注文住宅での新築を検討したときは、まずは浜松市のホームページで家づくりにおいての公的助成制度がないかチェックしてみましょう。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2917/

住宅ローンの支払いは無理のないように

暮らしに必要な現金を手元に残しつつ、まとまった金額を借りることができ、注文住宅による新築での家づくりを現実的に近づけてくれるのが「住宅ローン」です。

注文住宅での新築を考えたとき、利用する方も多いでしょう。

収入や建てる住宅などによってどのくらいの金額を借りられるかは違いますが、安易な気持ちで借りることはできません。

・「いくら借りるか」

・「毎月いくらずつ返済するか」

・「ボーナス返済をするか」

・「何歳まで借りるか」

など、今後の生活と深く関わるポイントについてはじっくりと考えておくことが大事です。

注文住宅での新築住宅を建てるとき、現在の収入や支出状況、今後かかってくる住宅ローンの支払い、家の維持費、子どもの教育費など資金計画を立てることになります。
そのとき、収入と支出のバランスがぎりぎりとなるような無理な計画を立てた場合、いずれ生活が苦しくなる可能性が高いです。

自分たちがこだわりぬいて幸せになるための新築住宅が、最終的に生活を追い込んでしまうものとなるのは辛いですよね。
せっかく注文住宅で建てた新築が「建てなければよかった…」という後悔につながることのないように慎重に考えましょう。

まとめ

注文住宅での新築住宅を建てるときの大事なポイントは、

・地元の土地や建築について精通している会社に依頼する

・浜松の環境にあった性能を

・利用できる補助金の活用

・住宅ローンは無理のないように計画する

などです。

浜松市は、静岡の中心地として発展して賑わいがあると同時に、自然に囲まれた住環境の良い地域で持ち家率も高いという特徴があります。
そんな浜松市で注文住宅を新築するときは、今回お伝えしたようなポイントを大切にしましょう。

注文住宅での新築住宅を建てる過程は、依頼先を決めるところから始まって、施工会社との打ち合わせを何度も重ねて長い道のりです。
新築住宅への理想を叶えてくれることはもちろん、ちょっとした疑問や不安にも深く寄り添い、そして伝えたこと以上に家づくりをサポートしてくれる施工会社の存在が欠かせません。

注文住宅での新築住宅が完成するまで、そして引き渡しが終わった後も家について相談に乗れる、そんな依頼先を探し、家づくりを後悔のないものにしましょう。