電気代が高すぎるので太陽光発電を検討しよう!
近年の家づくりでは太陽光発電を新築住宅に取り入れる人も増えてきました。
新築するとき、取り付けるべきか気になっている人も多いのではないでしょうか。
電気を自分の家で作れる太陽光発電は、電気代が高騰している現代こそ注目すべきシステム。創電でコスパの良い家づくりが叶います。
予算に余裕があるなら是非とも取り入れたい「太陽光発電」について、今回は蓄電池やソーラーシステムとの違いも含めつつ、メリットを詳しくお伝えします。
新築住宅で検討したい「太陽光発電」とは?
太陽光発電について“太陽で電気を作れる”と大まかな内容は知っているものの、詳しく分からない方も多いかもしれません。
まずは、太陽光発電について少しお話します。
◎太陽光発電とは
太陽光発電は簡単に言うと、お住まいの屋外に設置したソーラーパネルで太陽を受けて電気を作り出すシステムです。
マイナスの電気を帯びやすい「N型」、プラスの電気を帯びやすい「P型」という2つの半導体によって構造されているソーラーパネル。
そこに太陽の光を受けるとそれぞれが移動し合い、両極が形成されて電気が流れるという仕組みです。
その電気は直流なので“パワコン”と呼ばれるパワーコンディショナに流れて「交流」へと変換すると自宅で使えるようになります。
◎蓄電池とは?
太陽光発電で作った電気を貯めておけるのが蓄電池です。
蓄電池が設置されておらず、太陽光発電システムだけの場合、日中外出が多いとせっかく発電した電気を自宅で消費できないかもしれません。
「昼に作った電気を夜に使いたい」という思いもあるでしょう。
そんなときは蓄電池との併用がおすすめです。
蓄電池があれば、「日中作った電気→蓄電池に貯める→夜に使える」ことになります。
蓄電池も導入により、太陽光発電システムのメリットを最大限に利用できます。
また、蓄電池のもうひとつのメリットが昼夜問わず「停電時に電気を使える」という点です。
蓄電池がなく太陽光発電システムだけの場合は電気を貯めておけず、夜間の停電時にはメリットが感じられないかもしれません。
そこで、蓄電池を導入することで万が一の停電時にも慌てずに済みます。
特に、夏や冬など、外気の影響を受けやすく日常的にエアコンが欠かせない季節には、停電が長引くと冷暖房が使えず精神的にも身体的にもダメージがあります。
蓄電池はそんなリスクを回避できるのです。
◎ソーラーシステムとは?太陽光発電と何が違うの?
太陽光発電と似ているシステムで、混同されがちなのが「ソーラーシステム(太陽熱利用システム)」です。
太陽光発電とソーラーシステムは、作りだすものに対して太陽のエネルギーを利用する点では同じと言えます。
ただ、太陽光発電が電気を作るのに対し、ソーラーシステムが作るのは「温水などの熱」です。
太陽光発電と比べるとリーズナブルに設置しやすいソーラーシステム。
ただ、ソーラーシステムの場合、利用用途が「給湯や床暖房」といった限定的なものです。
そのため、一般住宅ではソーラーシステムよりも太陽光発電の方が注目されがちです。
ソーラーシステムはホテルや病院など給湯量の多い施設に向いているシステムと言えるでしょう。
太陽光発電が新築住宅でおすすめ!そのメリットとは?
新築住宅を建てるとき、予算に余裕がある方は太陽光発電を検討してはいかがでしょうか。
注目したいメリットについて、詳しくお伝えしていきます。
◎メリット1:自家発電した電気によって電気代の節約が可能
ひと昔前と比べると、電気代は本当に高くなってきましたよね。
「少しでも節電を…!」と思って電気をこまめに消しても大幅な電気代の節約には結びつきません。それに加えて、猛暑による冷房使用量の増加、冬になると寒さ対策で暖房はと、電気で動く冷暖房は快適で健康な暮らしには欠かせません。
太陽光発電で自家発電できれば、電気代の節約ができるメリットがあります。
◎メリット2:電気代が高騰したときも影響を受けづらい
自家発電・自家消費している部分は電気代の高騰の影響を受けることがありません。
通常、太陽光発電はその名の通り「太陽の光で発電する」ため、日中電気を作りだします。
電力会社の電気を使うのは「太陽で電気を作れない“夜”だけ」となるでしょう。
つまり、夜よりも日中の方が電気を使う家庭なら太陽光発電は大きなメリットがあります。
また、太陽光発電とともに蓄電池を使えば、日中発電した電気を溜めておけるのもメリットです。
◎メリット3:停電時にも電気が使える「安心感」が得られる
暑い夏、寒い冬に停電が起こると相当不便ですよね。
たとえ、数時間程度の停電でもエアコン、パソコン、洗濯機などが使えないのは大変です。
太陽光発電システムがあれば、日中の停電時には大変メリットがあります。
ただ、夜間の停電では太陽光発電が発電せずに使えないというウィークポイントもあるため、おすすめなのは蓄電池も導入しておくことです。
停電は長引くほど暮らしに大きな影響があるため、「太陽光発電+蓄電池」で備えておくと、いざというときに安心できるメリットがあります。
◎メリット4:電気を売ってお金にできる
太陽光発電で作った電気に対し、余った電気を売って収入できるのもメリットです。
それぞれの家庭によって状況は違うかもしれませんが、多くのご家庭では日中に発電した電気をすべて消費せず、「電力会社に売電する」「蓄電池に貯めておく」などの方法を取っています。
売電すれば、毎月のように売った電気のお金が振り込まれるのは嬉しいメリットですね。
国の認定を受けて電力会社と契約することで、「FIT制度」によって10年間は国により優遇された単価で買取されるというメリットがあります。
つまり、設置してから10年間は買取価格が下がることはないうえ、毎月売った分だけ収入となるのです。
◎メリット5:“節電しよう”という意識改革にもなる
太陽光発電によって「作った電気を使う=節電」と「余った電気を売る=売電」の2つが可能になります。
太陽光発電システムを導入すると、月ごと、年ごとの「売った電気・買った電気・使った電気」などを数値やグラフでチェックできることから、節電への意識改革になるのもメリットです。
電力使用状況を目で見ながら家族間で話題にもできるため、実際に太陽光発電を取り入れた方のなかでも「節電への意識が高まった」という方も多いです。
◎メリット6:環境に優しい電気を作れる
火力発電や風力発電、原子力発電、水力発電などさまざまな方法で作られている電力会社の電気。
このうち、燃料を燃やして電気を作る場合、二酸化炭素が発生します。
日本では、約8割をこの「火力発電」に頼っている現状があり、発生させた二酸化炭素が地球温暖化の原因をつくりだしているのです。
対して、太陽光発電システムなら空気も汚さずに地球にも優しいメリットがあります。
まとめ
今回の記事では、太陽光発電について、蓄電池やソーラーシステムにも触れながらメリットを中心にお話しました。
電気代が高い昨今の状況から考えると、太陽光発電システムはコスパが良く魅力的なシステムと言えるのではないでしょうか。
そして、太陽光発電と蓄電池を一緒に導入できれば、夜間や停電時にも使えるようになります。
電気は私たちの生活に欠かせない大切なものです。
しかしながら、電力会社から買う方法だけでは、「電気代が高い」と無理な節電をして暮らしが不便になったり、体調に影響をきたすこともあります。
太陽光発電を導入すれば電気を安心して使えるとともに、余った電気を売って収入にもできます。
新築の予算に余裕がある方は、太陽光発電や蓄電池を検討してはいかがでしょうか。
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