40代の住宅ローンについて徹底解説

完済時の年齢を考えると「住宅ローンは若い方が組みやすい」というイメージがありますよね。
そのため、40代で住宅ローンを利用することに不安を感じる方もいるかもしれません。

40代ももちろん住宅ローンを使った家づくりはできますが、40代だからこそのリスクもあるのです。

そこで、40代の人が住宅ローンを組むなら「どんなリスクがあるか」「その対策やコツ」を意識しておくことが大事です。
今回は40代の人が家づくりをするメリットやリスク面を通して、さまざまな疑問や不安を解消するためのコツをお伝えしていきます。

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40代で住宅ローンを利用して家を買う“メリット”は?

住宅ローンを利用して家を買うとき、40代だからこそのメリットとは何でしょうか。

まずは、貯蓄額が多く頭金に回しやすいことです。

40代にもなれば、結婚や出産も経て、家族のライフスタイルも定まっている年代です。
「子供が大きくなって手がかからない・共働きがしやすい」というケースも多いでしょう。
年収も安定、頭金として捻出できる貯蓄も結構貯まっているかもしれません。

また、「バリアフリーで居心地の良い家にしたい」「子供が巣立った後、孫が遊びに来やすい家にしたい」など、老後を見据えた終の棲家としての家づくりができるのもこの年代です。
シニア世代を生き生きと過ごせるような工夫もこめた家づくりをしたいものですね。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2794/

40代で住宅ローンはリスクあり?対策やコツもご紹介

40代の家づくりはメリットもある一方で、リスクもあります。
それでは、40代で組む住宅ローンのリスクと、その対策についても見ていきましょう。

◎リスク①:審査に通りにくい可能性

40代という年代は「勤続年数の長さ・年収の高さ」などから、借り入れ額によっては住宅ローンの審査に通りやすいこともあるでしょう。
しかし、同時に「完済時の年齢」と「団体信用生命保険に加入しづらさ」がリスクとなって審査に通りにくい可能性もあります。

40代なら会社内でも役職についているケースも多く、若いときよりも収入が安定しているのが強みです。
ただ、20代30代と比べると完済時の年齢が高くなりやすく、審査に落ちるリスクがあるでしょう。

金融機関によって異なりますが、完済時の年齢を80歳未満としていることが多いです。
だからといって、完済ぎりぎりまでの年齢にすると滞納リスクから審査に落ちる可能性が高まります。
できるだけ、完済時の年齢を低めに設定するといいでしょう。

また、「団体信用生命保険に加入できない」リスクも考えられます。
住宅ローンでは契約者本人が病気・事故などを理由に返済ができなくなったとき免除となる「団信」へ加入しなければなりませんが、40代・50代にもなると病気や健康状態の悪さから加入が難しいケースもあるのです。

20代頃には病院にほとんどかからなかった人も、30~40代になってくると健康診断で「コレステロール値・中性脂肪・肝機能異常」などを指摘されるケース、病院通いをしているケースもあるでしょう。
健康面の不安から団信へ加入できないリスクがある人は、団信への加入が不要なフラット35を検討するのも対策のひとつです。

あるいは、ほかの生命保険が万が一のときに住宅ローン返済に充てられるかどうか考えておくこともおすすめします。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2866/

◎リスク②:希望金額が借りられないリスク

40代の場合、借りたい金額によっては無理な返済計画になるリスクがあります。

たとえば、完済時の年齢を低めにして「短い年数で多額の住宅ローン」ともなれば、毎月の返済が家計を苦しめると判断され審査に通りにくいリスクがあります。

住宅ローンでは返済負担率(年収に対して年間にどのくらい返済するかという割合)が重視されることも多いです。年収の30~35%ほどが一般的な理想の返済負担率と言われていますが、40代なら20~25%以下と余裕を持っておくといいでしょう。
ただ、車のローンなども年間の返済と見なされるので注意しましょう。

40代は、完済時の年齢が定年を過ぎることも多く、無理のない金額を借りたいものです。
そのためには、頭金で借り入れ額を少な目にしましょう。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2879/

◎リスク②:住宅ローンの頭金に貯蓄を使い過ぎるリスク

「住宅ローンの借り入れ期間を短くしたい」「完済時の年齢を低めにしたい」「毎月の返済負担を減らすため」など、頭金を多めに支払う方もいるでしょう。

ただ、貯金の多くを一気に頭金に回すのはリスクが大きいです。

ご家庭によって異なりますが、40代くらいなら子供への教育資金が必要になる時期と重なる方もいます。

頭金に貯蓄を使い過ぎた結果、「子供が行きたい大学に通わせられない」「塾の費用が足りなくなった」など子供のやりたいことを叶えられないのも残念ですよね。

また、40代にもなると親が高齢となり、入院や施設入居の費用が必要になるリスクもあるでしょう。

いざという時に使える貯金がないと、ほかのローンで補わなければならない可能性もあり、結果的に家計を圧迫してしまうかもしれません。
子供の年齢や今後の進路、自分の病気のリスクや、親の介護のことなど、今度起こり得る問題を想定し、頭金の金額を慎重に考えましょう。

◎リスク③:定年後の返済は?完済まで返済を続けられるかというリスク

40代で住宅ローンを組むときは収入にゆとりがあるケースが多く、ついつい「住宅ローンの返済は余裕」と思いがちです。

しかし、現在の収入がずっと続くわけではなく、定年すると年収もぐっと減ります。
住宅ローンの返済は完済まで毎月のように続きますから、退職後の完済までの期間にも目を向けた借り入れ額を考えることが大事です。
完済するまで収入・支出がアップダウンするので、完済までどんな風に払っていくかをシミュレーションしておきましょう。

また、同じ40代でも、40代前半と40代後半では、定年までの期間も少し変わってきます。

たとえば、40代になったばかりなら、定年頃までに住宅ローンを完済できるように住宅ローンを組むこともできるかもしれません。

一方、40代後半なら、定年後の返済計画も考えなければなりません。

今は昔のように「定年=働かない」という時代ではなくなりました。
現役時代ほどではないにしても、働いて収入を得ている人もたくさんいます。
そのため、定年後も返済には困らない、完済まで特に不安はないというケースもあるでしょう。

しかし、年齢を重ねるにつれて身体的に衰えるため、若いときのようには働けないかもしれません。病気をすると仕事もできなくなり、入院・治療費もかかるでしょう。

40代は、完済までに起こるかもしれない「収入が減るリスク」を意識して、住宅ローンの支払いと共に貯金もしっかりとしておくことが大事です。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/3843/

◎リスク④:老後資金を貯められないかもしれない

40代は老後資金の貯蓄を堅実に考えなければならない時期です。
「住宅ローンが終わった後、その分を貯蓄に回そう…」というゆっくりした考えではいらせません。

住宅ローンの返済に重きをおくと貯蓄額は減るので、老後資金がなかなか貯まらないでしょう。

そこで、大切なのが「住宅ローンの返済」と並行して、貯蓄もすることです。
毎月の生活費や住宅ローンの返済に加えて、老後資金として貯蓄に回せるような返済計画を立てることをおすすめします。

まとめ

40代という年齢は、20代よりも収入が安定して年収も増えます。
貯金もそれなりにあり、子供に手がかからなく共働きで返済しやすいというメリットもある年代です。

ただ、定年後も長く支払うような返済計画をすると、完済までの間、住宅ローンが生活を圧迫することになるでしょう。

また、40代といっても「49歳」と「41歳」では大きな差があります。
少しでも早めに住宅ローンを組んでおくことで、完済時の年齢を低く設定できるでしょう。

住宅ローンは完済してしまえば、返済に頭を悩まさない生活を送ることができます。
定年を過ぎたときの収入の激減によって、家を手放す羽目になるのは本当に大変です。
“老後”と言われる年代になっても、穏やかな生活が送れるように、無理のない完済を目指せるように返済計画を立てましょう。

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