【知っておきたい知識】家を建てられる年収の目安を知ろう

住宅ローンを利用するとはいえ、「自分の年収で家を建てられるの?」と不安な方も多いかもしれません。

昔と比べると、近年は住宅ローンの借り入れがしやすくなった時代。
とはいえ、周囲の人が「どのくらいの年収で家を建てられているか」「いくら住宅ローンを借り入れているか」など、住宅ローンに関してのさまざまな“目安”は気になるところでしょう。

今回は「いくらくらいの年収」なら家を建てられるか、年収の目安や住宅ローンの借り入れ額との関係もお伝えしていきます。

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まずは家を建てた人の平均年収の目安を知ろう

まずは家を建てた人の平均的な年収の目安を知るため、みなさんがどのくらの年収で家を建てたのか、国交省「令和4年度住宅市場動向調査報告書」のデータからまとめてみました。

◎注文住宅購入者の世帯年収

まずは、注文住宅を建てた人の“世帯年収”の目安を見ていきましょう。

令和4年度のデータによると、

・400万円未満 10.8%

・400~600万円 22%

・600~800万円 25.7%

・800~1000万円 17.5%

となっていました。

この結果から400万円未満の方も1割ほどはいますが、全体の半数ほどが400~800万円の世帯年収で家を建てていることが分かります。

家を建てるときは「400万円以上」を目安にするといいでしょう。

◎注文住宅の一次取得者の年齢別世帯年収

次は、注文住宅の一次取得者(初めて家を買う人)の年代別の世帯年収の目安について見ていきましょう。

【40歳未満】

・400~600万円 30.2%

・600~800万円 32.1%

【40歳代】

・400~600万円 20.5%

・600~800万円 31.8%

【50歳代】

・400~600万円 15.6%

・600~800万円 26.7%

・800~1000万円 26.7%

【60歳以上】

・400万円未満 48.6%

・400~600万円 21.6%

この結果を見ると、40歳代くらいまでは、400~800万円を中心とした世帯年収で家を買っていることが分かります。

また、60歳代は退職する世代で、年収は減ってしまいます。
しかし、退職金や貯蓄等もあるため、400万円未満の年収でも家買っている人が50%ほどいました。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/3785/

◎400万円ほどの世帯年収で家を建てられる

注文住宅を建てるとき、前述したように「400万円ほどの年収」がひとつの目安にできます。
ただ、一概に「400万円以上だから大丈夫」「400万円以下だから難しい」という単純なものではないかもしれません。

たとえば、400万円以上の収入に対し、「自動車を買うときも借り入れした」などの場合、住宅ローン以外の借り入れがない人よりも、返済の負担は大きくなるでしょう。

つまり、住宅ローンを借り入れて家を買うなら、「年収に対してどのくらい返済できるか」がポイントとなってきます。

また、全体の1割ほどですが、400万円以下でも家を建てられています。

「住宅ローンの他に借り入れしていない」「貯蓄がある」など、収入・支出・住宅ローンの支払い計画がしっかり計画することで、住宅ローンの借り入れでマイホームを買うことはできるでしょう。

住宅ローンはいくら借り入れできる?目安は?

住宅ローンの借り入れでは、「借り入れたい金額」に対しての審査をクリアしなければなりません。

ただ、「そもそもいくらで家を建てられるの?」というイメージが掴めない方も多いでしょう。
まずは目安を知りたいですよね。

そこで、住宅ローンと年収のポイントについて見ていきましょう。

◎年収の何倍を借り入れできるもの?

住宅金融支援機構による「2022年度フラット35利用調査」のデータによると、融資における年収倍率は土地付き注文住宅が「7.7倍」、注文住宅は「6.9倍」となっています。
(年収倍率とは、所要資金を世帯の年収で割った数値の割合です)

参考:住宅金融支援機構「2022年度フラット35利用調査」

ただ、同じ収入でも家族構成やライフスタイルが異なり、家庭ごとの生活背景があります。
それらを加味しつつ、一般的には「年収の5~6倍」を目安にするとよいと言われています。

たとえば、

・年収400万円なら「2000~2400万円」が目安

・年収500万円なら「2500~3000万円」が目安

・年収600万円なら「3000~3600万円」が目安

にできるでしょう。

住宅ローンは借り入れ額の相場というものがないため、ご自身の年収と借り入れ額の目安を知っておくと計画が立てやすくなります。

◎住宅ローン借り入れ審査ポイント~返済負担率とは?

住宅ローンの審査は、年収はもちろん、勤務先や勤続年数がチェックされます。
そのほか、住宅ローンの審査で重視されるのは「返済負担率」です。

返済負担率とは、年間の返済総額が年収に対してどのくらい占めるかを割合にしたものです。
銀行によって判断ポイントは異なりますが、一般的には借り入れ額が年収の30~35%程度が住宅ローンの審査をクリアできるボーダーラインと言われています。

たとえば、年収400万円の場合、その30~35%(120~140万円程度)を年間返済にあてるというイメージです。

しかし注意したいのは、住宅ローンの借り入れ以外のローン。
自動車ローンやカードローン、教育ローンなど他に借り入れているものが多いほど、「審査に落ちる確率が低くなる」「借り入れできる金額が少ない」ということになります。

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2879/

返済負担を減らせる方法はある?

年収にかかわらず、返済負担を減らせる方法について見ていきましょう。

◎方法1:頭金をできるだけたくさん準備してから買う

年収によっては希望の借り入れ額が難しいケースもあります。

頭金がたくさんあれば、住宅ローンの借り入れ額を減らせるので年収を気にすることなく審査にも通りやすくなるでしょう。月々の返済もおさえることになります。

頭金の金額は、「家の購入価格の10~20%ほど」が目安と言われています。
しかし、実際には頭金があまりない状態でマイホームを買っている人もいます。

頭金が多いほど負担は減りますが、貯蓄のほとんどを頭金にして借り入れするのはやめましょう
万が一のときに手持ちの現金(貯金)がなくなるリスクを避けるためです。

また、貯金をいくら残すかについても多くの人が気にする部分でしょう。
「会社の倒産・突然の解雇・自己都合による退職」など、急に収入が途絶えるリスクに備えておきたいところです。

だいたい毎月の生活費の半年程度を貯金の目安として残しておくと安心です。

◎方法2:こだわり過ぎない建築を

マイホームは家族にとっても一大イベントですから、こだわりたいポイントはたくさんあるはずです。
建売住宅と違って、自分の好みを反映できるのが注文住宅の醍醐味と言えるでしょう。
ただ、すべてを叶えようとすると、金額がどんどん増えてしまいます。

だからと言って安ければいいというものでもありません。
日々の暮らし心地に直結する性能やデザインなど、「こだわるべきところ」をご家族で考えていきましょう。

◎方法3:もらえる土地があったら活用する

注文住宅の建て方として「土地+建物の建築」がありますが、土地代も結構高くつきますよね。
最近は、相続後に空き家にしている住宅も多く見られます。
祖父母や親からもらえる土地があったら、ぜひとも譲ってもらいましょう。
空き家が建っていると解体しなければならないものの、土地購入費用よりは格段に安く済むはずです。

◎方法4:ペアローン、収入合算という方法も検討する

住宅ローンの審査では、契約者本人の収入がポイントになります。
ただ、「ペアローン」「収入合算」なら夫婦間・親子間の収入も含めた収入で住宅ローンの契約が可能です。
「自分だけの年収では少ないかも…」というときは、家族の年収もまとめて返済計画を練っていくのもいいかもしれません。

まとめ

今回お伝えしたのは、家を建てるときの収入の目安です。

平均的なデータから読み取ると、多くの方が400万円~くらいから注文住宅を建てていることが分かりました。

ただ、家族の人数、月々の生活費の目安、ほかのローンの支払いなど、家ごとに「収入・支出」が異なります。
年収が高くても支出がかなり多いケースもあれば、年収が平均よりも少ないとしても“上手なやり繰り”ができるケースとさまざまです。

今回お伝えした年収の目安はあくまでも参考と考え、ご家族みんなでシミュレーションしながら返済計画を立ててみましょう。

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