2人暮らしの生活費の平均は?同棲当初に決めておきたいこと
現在2人暮らしで同棲している、あるいは「同棲を始めようと考えている」という方にとって、2人暮らしの生活費の平均が気になるのではないでしょうか。
一般的には、1人暮らしよりも2人暮らしの方が生活費をおさえられそうなイメージがあります。
ただ、生活費を曖昧にしたり、支払いを相手任せにした結果、「家賃を滞納していた」「今月は赤字」と同棲生活がぎくしゃくすることもあるでしょう。
お互い、ストレスのない同棲をするには「生活のルール・距離を保つところ」を明確にしておくことが大事です。
今回は、同棲で2人暮らしするときに、初めに決めておくべきポイントをお伝えしていきます。
2人暮らしの平均的な生活費について
同棲するなら、毎月の生活費は気になりますよね。
まずは、主な生活費の支出とおおよその平均について見ていきましょう。
◎主な生活費の内訳と平均は?
同棲で2人暮らしするとき、生活費の支出で大きな割合を占めるのが住居費です。
ただ、家賃については間取りや立地でだいぶ異なります。
そこで、住居費(家賃)以外の生活費の内訳について見ていきましょう。
・食費⇒6~7万円前後
・水道光熱費⇒2~3万円前後
・通信費、交通費⇒3~4万円前後
・被服費、美容費⇒1~3万円前後
・交際費・娯楽費⇒3~4万円前後
・医療費⇒1~2万円前後
これらを合計すると、家賃以外でだいたい16~23万円ほどです。
家賃は地域によっても大きく変わりますが、2人暮らしの間取りなら7~10万円前後が相場と考えることができます。そこで、家賃を含めた生活費をだいたい23万円前後~33万円前後と考えておくといいでしょう。
また、住む場所やふだんの買い物場所、外食の頻度、洋服の購入場所、美容院に行く回数…など、ライフスタイルによって生活費は大きく変わります。
都市圏と郊外では家賃の金額にも幅がありますし、車生活が当たり前の地域なら「車の維持費(車検代、駐車場代、保険代、自動車税)」も必要となってくるでしょう。
2人暮らしで同棲する場合、生活費を考えるなら平均的な金額を参考にするよりも、具体的にそれぞれの収入や支出等と照らし合わせながら計画していくことが大事です。
同棲を始めるときにお互いに必要となりそうな費用・支払い時期をリストアップしておきましょう。
◎2人暮らしの収入は?
2人暮らしの同棲は、1人で暮らすよりも全体的な支出としては増えます。
ただ、単純に1人暮らしの2倍とはなりません。
・支出については割り勘できる部分も多い
・日用品などは共用できるものもある
・照明とエアコン代は同じ空間で節約できる
・お互いに仕事をしていれば収入も増える
などから、同棲での2人暮らしは1人暮らしと比べて負担が減ってお得な面も多いでしょう。
同棲で2人暮らしをするなら、生活費はどうやって分ける?
同棲するときにしっかりと話し合っておきたいのが、生活費の分け方です。
◎パターン1:すべてを分ける
“財布が別”という生活費の支払い方です。
2人とも働いているなら、お互いに不公平感がでないように「自分の分はそれぞれで」としてもいいかもしれません。
ただ、光熱費等に関しては、分けて請求が来るわけではないため、請求金額を割り勘にして支払うことになるでしょう。
◎パターン2:毎月の生活費を決めておく
お互いの収入を把握したうえで、それぞれに無理がないように「毎月決まった額を出し合う」という生活費の払い方もあります。
たとえば、「光熱費は1万5千円ずつ、「食費は3万5千円ずつ」など、生活費の負担を毎月定額で決めておきます。
2人合わせて「光熱費3万円、食費7万円」となりますが、その月ごとに数千円程度ずつ余っていけば貯金に回したり、翌月の生活費への繰り越しにもできます。
自然にお金が貯まっていくので、暮らしにゆとりが生まれる方法と言えるでしょう。
◎パターン3:どちらかの収入を貯金していく
今後、結婚を視野に入れている同棲生活の場合、2人の収入のうち多い方を生活費に、もう片方を貯金に回す方法もいいでしょう。
片方の収入で生活費がクリアできるなら、残りを貯金にできます。
短期間で貯金額が増える方法です。
ただ、お互いに把握せずに適当な管理をすると、いつの間にか使い過ぎて、ちゃんと貯金ができていなかったという失敗も。
「給料が振り込まれる銀行口座」「支払いの引き落としがされる銀行口座」「お金を貯めておく銀行口座」と、収入・支出・貯金が把握できるようにしっかりと管理しておくことが大事です。
同棲生活で生活費を節約するポイント
同棲するときは、生活費のなかで節約できるポイントもおさえておきましょう。
◎交際費や趣味にかけるお金の節約
同棲している段階ではまだ独身ですから、それぞれ友達との付き合いで外食することも多いでしょう。
趣味へのお金、洋服や美容にかけるお金もかかっているかもしれません。
これらのお金は人によって使い方がバラバラで、「無駄に払っていないか」を見直すことでだいぶ生活費の節約ができます。
◎家賃を節約する
同棲生活において、毎月定額の家賃を下げることができれば生活費の節約効果があります。
たとえば、「1人暮らしで5万円の家賃」「2人暮らしで7万5千円の家賃」では、家賃は月々2万5千円の差です。
後者の家賃の物件を選ぶと、年間換算で30万円も多く家賃を支払うことになるでしょう。
◎生活費の無理な節約はNG
同棲で家賃を節約する場合、
・狭い間取り
・駅から遠くてもいい
・築年数が古い
・人気のない環境
などが選択肢となるかもしれません。
節約するという大きな目的のために、自分達が望んでいるライフスタイルから生活の質を下げる家賃の物件を選ぶのは、楽しいはずの同棲生活がストレスになります。
安い家賃の物件を選んで無理に生活を切り詰める節約ではなく、これまでの生活費のパターンをチェックし、無駄を見直した節約にしましょう。
家賃並みで住宅ローンを組むことができる
今後、近いうちに結婚を視野に入れた同棲という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結婚前提の同棲の場合、“同棲”という形ではありつつも、これからの長い将来に向けた人生設計が必要な2人暮らしです。
そんな2人の選択肢のひとつとなるのが、マイホーム購入です。
最近では「結婚を機に」「出産を機に」と若い夫婦が住宅ローンを組んで注文住宅を建てるケースは珍しくありません。昔と比べると、マイホーム購入の年齢が早くなっています。
今はまだ2人暮らしでも、いずれは子供も生まれると賃貸住宅は手狭です。
しかも、同じ建物内には別の世帯もあるため、上下左右の部屋との騒音トラブルなどが心配でしょう。
トラブルが起きたら別の物件に…という方法はそれほど簡単ではなく、その都度、初期費用・引っ越し費用がかかるうえ、家賃が高くなることもあるでしょう。新たな人間関係を築くのもストレスですよね。
そんな不安を減らせるのがマイホーム購入です。
戸建住宅なら気兼ねなく子育てもでき、それでいて家賃並みの住宅ローン支払いで済むケースも増えています。
支払い方によっては、家賃よりも安く済むケースもあるでしょう。
住宅ローンの支払いは長期になるため、契約時の年齢が早い方が完済時年齢も早まるメリットもあるのです。
しかも、家賃はただ支出が増えていくだけですが、マイホーム購入で住宅ローンを支払えば、最終的には自己資産として残ります。
結婚が決まっている同棲は、これからの“家族として”の暮らしを長期的な目線で考え、「住宅ローン+マイホーム購入」という選択肢も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
2人暮らしを始めるときは、今後の生活の「収入・支出・貯金」を計画しておきましょう。
どちらがどうやって支払うかも、決めておくことが大事です。
2人暮らしの同棲では、「どんな暮らしをするか」で生活費が大きく異なります。
なかでも住居費は結構大きいため、結婚前提の同棲なら家賃と同じくらいの支払いになる住宅ローンを組んでマイホーム購入をするのもひとつの方法です。
今後を見据えた計画を立てながら同棲をスタートさせましょう。
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