【40代】いつまでなら住宅ローンは組める?【タイムリミット】
家を買うタイミングは人それぞれですが、住宅ローンの支払いや完済までの年数を考えると「30代くらいで住宅ローンを組むべき?」「40代を過ぎるとタイムリミット…?」と年齢を重ねると焦りが出る方もいるかもしれません。
40代だからと遅いことはなく、老後を見据えて家を買う方も多いです。
もちろん、住宅ローンを組んで注文住宅を建てることもできます。
ただ、老後を考えた決断となるマイホーム購入ですから、住宅ローンの期間やタイムリミットもふまえた資金計画を進めたいところです。
そこで、40代で家を建てることの背景やおさえておきたいポイント、一般的な家づくりの平均年齢なども交えながらお伝えしていきます。
マイホーム購入は平均何歳?
初めに、家を買う人の平均的な年齢について見ていきましょう。
◎マイホームを買う年齢層で多いのが30代
家を買いたいと考えるきっかけと背景はそれぞれ異なりますが、20代と比較的若い年代で買う方もいれば、定年間近となって買う方もいらっしゃるでしょう。
国土交通省が調査したある年度の住宅市場調査報告書では、注文住宅を取得した年齢で最も多いのが「30代」、次いで「40代」となっています。
このことから、統計的には住宅ローンで家を買う年齢は30代が多いものの、40代になっても家を買う方はたくさんいることが分かります。
◎30代のライフスタイルは家の購入のきっかけとなりやすい
注文住宅を買う人の年齢に30代が多いのは、その年代に多いライフスタイルが家を購入するきっかけとマッチしているからでしょう。
家の購入の決め手のひとつに「子どもを産んだ・子どもの成長にともなって賃貸が手狭」といったものがあります。30代頃は子どもが幼稚園、学校へと進み、育ち盛りでアクティブな毎日を送るケースも多いでしょう。
賃貸の間取りでは周囲に気を使う毎日が予想され、戸建て住宅の方が暮らしやすいと考えるのかもしれません。
建物が独立して建っている戸建て住宅なら、騒音トラブルも起こりづらく、子どもにとっても親御さんにとっても伸び伸びした日々を送れそうです。
それと同時に、30代に突入すると収入も安定し住宅ローンの審査にも通りやすくなってくる傾向にあり、家を買うのに良いタイミングと言えるのかもしれませんね。
◎40代で家を買うのは遅い?タイムリミット?
家を買う年齢層で多いのが30代と聞くと「40代では遅いのでは?」といった不安がふと頭をよぎるかもしれません。40代でも家を買っている人はたくさんおり、むしろ「40代」という年齢が住宅ローンの審査にプラスに作用することもあります。
老後を考えて注文住宅を建てたいと考えたときは、そのタイミングを逃さないように情報収集や資金計画などと行動していくことをおすすめします。
◎40代でも家を買う人は結構多い
40代の家づくりの多くは“老後を見据えて”といった気持ちがあるようです。
40代になると子育てがひと段落する方や、夫婦で仕事をして収入が高くなる方などさまざまで、世帯年収が増えていることが一般的でしょう。
自己資金の確保はもちろん、住宅ローンの返済に充てれる金額にも余裕があるのが40代くらいです。
また、40代になってくると老後が現実味をおびてくる時期かもしれません。
これまで賃貸暮らしを続けていた人とっては「老後のことを考えてマイホーム購入を決めるベストタイミング」とも言えます。
ライフプランも立てやすい年齢で「子どもの入学・卒業」「子どもが巣立っていく時期」の想定もしやすいのではないでしょうか。
夫婦2人の老後のことを現実的に考えつつ、親の介護や同居問題も含めたライフプランを練っていくことが大事です。
自分達の老後の前に、すでに老後を迎えている親との同居があれば、建て替えという選択肢も出てくるかもしれません。
20代、30代…のマイホーム購入では「子どものこと」を中心として考えた家づくりも、40代では「自分達の老後・老後となった親のこと」なども含めたマイホーム購入ができるでしょう。
40代で家を建てるときに考えたい資金面のポイント
次に40代で老後を考えた家づくりをするときの資金面のポイントを見ていきましょう。
◎ポイント1:住宅ローンを利用する人が大多数
「年齢が高くなると審査に不利?」という心配を持つ方も多いですが、40代でも住宅ローンは組めます。
借りる額や収入状況によって一概に言えないものの、収入の高さや勤続年数の長さなど住宅ローンの審査のポイントをクリアしやすい年代とも言えます。
実際、40代でも多くの人が住宅ローンを利用して家を購入しています。
◎ポイント2:自己資金があると住宅ローンの審査も通りやすい
収入も貯蓄額も増える40代。家を買うなら「貯蓄の大多数を頭金や家購入のための資金にしよう」という発想も出てくるかもしれません。
確かに、頭金と言われる自己資金があると借入額も減らせるので、住宅ローンの審査にも通りやすいでしょう。
ただ、貯金の多くを家購入に使うのはおすすめできません。
40代とは言っても「老後」と言える年齢にはまだまだ遠く、仕事も育児も家事も全力で行っていける年齢層です。
今後、子どもの学費や突発的な病気などまとまったお金が必要となる時期もあり得ます。
そういったリスクを考えながら、住宅ローンで借りられる金額と、手元にある程度貯金を残しておくことが、ゆとりのある生活につながるでしょう。
◎ポイント3:住宅ローンで希望の額を借りれないときはペアローンも視野に
40代でも住宅ローンは組めますが、希望の金額を借りれるかどうかは人によって異なります。
家を建てる予算に対して、借入できる限度の額が少ない場合は、親子、もしくは夫婦それぞれが住宅ローンの契約者となる「ペアローン」、家族の収入を合算して借入額を増やす「収入合算」なども視野に入れましょう。
◎ポイント4:住宅ローンを使ったら住宅ローン控除も忘れずに
家を建てるとさまざまな減税制度を使えます。利用できる制度があれば、ぜひ使いたいですよね。
ただ、自動的に減税されるわけではありません。
自分で申請等の手続きが必要ですから、忘れずに行いましょう。
住宅ローンで家を買ったときに利用したい制度のひとつが「住宅ローン控除(住宅ローン減税)」。
その年の借入残高に応じて、払い過ぎていた所得税や住民税が戻ってくる制度です。
省エネ性能を持つ長期優良住宅などは最長13年も住宅ローン控除の制度を利用することができます。
まとめ~住宅ローンは無理のない資金計画と老後を見据えた家づくりを
40代でも安定した収入があり支払い能力があれば住宅ローンは組めます。
ただ、住宅ローンは「完済時の年齢」が設けられているため、借りる金額と完済するまでの期間等をシミュレーションしながら予算を考えていくことが大事です。
貯蓄額も多い年代かもしれませんが、老後資金は手元に残し、いざというときに暮らしに悪影響がないように家づくりを叶えていきましょう。
また、老後がある程度現実的に捉えられる40代だからこそ、老後の暮らし方を具体的に考えた家づくりができます。
子供が巣立った後の子供部屋を活用できる可変性のある間取りや、年齢を重ねたときも安全に暮らせる工夫なども盛り込んでくれる住宅会社に家づくりをお願いすることも大切です。
少し先の話になるかもしれませんが、独立した子供が孫を連れてきたとき楽しめる間取りなども素敵ですよね。
40代にとって“老後”は遠過ぎる先ではなく、だからと言って近過ぎることもありません。
終の棲家になるかもしれない大切な家を後悔のないものにしましょう。
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