【部屋を広く見せる技】配置のコツを解説【開放感を演出しよう】
家を建てたら、広く感じる部屋で伸びやかな暮らしをしたいですよね。
ただ、部屋の面積が同じでも、配色や家具の置き方などによっては「広く感じる」こともあれば、逆に「狭く感じる」ということもあるでしょう。
そこで知っておきたいのが部屋を広く感じるテクニック。
新築のプランニング段階からデザインや間取りを工夫して開放感を演出しましょう。
今回は、広く感じる部屋にするための家づくりのテクニックをお伝えします。
部屋が広く感じる“配色”テクニックとは?
開放感を出すためには視覚的効果を上手に活用しましょう。
広く感じる“色”のテクニックをご紹介します。
◎白を基調とした配色の床や壁にする
広く感じる部屋は、白を基調としていることが多いです。
一般的に「淡い色・明るい色」は空間に広がりを感じさせてくれる色と言われています。
フローリングを採用する家が増えてきましたが、その色の系統によっても部屋が広く感じるかどうかが変わってきます。
フローリングの色の種類は、
・ホワイト系
・ライト系
・ミディアム系
・ダーク系
・グレー系
などがありますが、最も明るくナチュラルな雰囲気を持つのが「ホワイト系」のフローリングです。
光が入りにくい部屋でも、白を基調とすれば明るく開放感をもたらすことができます。
また、ダーク系やグレー系など、濃い色のフローリングは重厚感やスタイリッシュな雰囲気を作り出してくれる効果もあります。
ホワイト系と比べると視覚的に狭さを感じやすい気もしますが、「壁を白くする」「同系色の家具でまとめる」など部屋のカラーバランスを上手にすることで開放感は演出できます。
あるいは、すっきりした家具を置いて高級感を出すテクニックなら、広く感じる部屋にもできるでしょう。
◎部屋の色数を少な目にする
色数が多過ぎると、部屋が賑やかになり過ぎ、狭さを感じさせる要因となります。
さらに、方向性の違った色を多用すると広く感じないばかりか、落ち着かない部屋となってしまうリスクもあります。
部屋のなかで使う色の数を少な目にするテクニックで、開放感を演出しましょう。
物理的に開放感を演出できるテクニックとは?
注文住宅を建てるときに「広く感じる部屋」にしたいときは、物理的に広がりをもたせるテクニックを使いましょう。
◎吹き抜けで上に向かった開放感を演出
注文住宅でも人気があるのが吹き抜けのある間取りです。
床面積は同じでも、吹き抜けなら空間は広くなります。
天井が高くなって圧迫感がなく、開放感のある空間になるでしょう。
また、壁面も増えて窓をたくさん設置できるため「採光性」も高まります。
部屋に入る光の量が増えると空間全体が明るくなり、視覚的にも「広く感じる」開放感を得られるでしょう。
広く感じる部屋を作るには、採光性を高めるのもテクニックのひとつです。
◎広い開口部でアウトドアリビングを作って開放感をもたらす
アウトドアリビングも開放感につながるテクニックです。
近年、家づくりで注目されている「アウトドアリビング」なら、大きい窓を設けて屋外・屋内を“一続き”にできます。窓からの開放感のある景色がいつでも見られる部屋です。
一般的なベランダやバルコニーは、少し狭くて使い勝手が悪く感じ、「あまり使わない・洗濯物を干すだけ」というケースもあるでしょう。
アウトドアリビングなら、窓から見える美しい眺望や開放感はもちろん、読書やティータイム、食事などができる心地良さも備わった遊びゴコロも叶えてくれる空間になるでしょう。
◎開放感のあるリビング階段
階段をリビングに作る「リビング階段」も開放感が得られます。
1階と2階の行き来がスムーズになり、開放感だけでなく、快適性ももたらしてくれるテクニックと言えるでしょう。
また、スケルトン階段なら、光も風も広がるうえ、視界が突き抜けて抜け感も演出できます。
昔と比べると、リビングとダイニングがリビングとつながった「LDK」の間取りが増えてきましたが、リビング階段によって更なる開放感をもたらしてくれるでしょう。
◎高窓(ハイサイドライト)で光を取り込む
部屋の向きによっては光が入りにくく、狭く感じることもあるでしょう。
そこでおすすめなのが「高窓」です。
少し高めの位置にある高窓は、光を効率的に取り込めるテクニックのひとつです。
窓の位置が高いので光は部屋の奥までしっかりと入るうえ、外を歩く人からの視線を気にすることがありません。
周囲からプライバシーを守りつつ、採光や通風も叶えて空間にも開放感をもたらす、心地良い空間作りのテクニックです。
広く感じるインテリア選びをする
次は、広く感じる部屋のインテリアについてです。家具や家電の選び方、そして配置の方法によっても視覚的に「広く感じるかどうか」が変わってきます。
新築の際に家具や家電を新しくしたいという方も多いかと思いますが、開放感のテクニックとしてご参考ください。
◎高さのない家具を選んですっきり見せるテクニック
床や壁を明るい色にすると部屋に開放感が得られます。
ただ、高さのある大型の家具を配置して壁面を覆うと、視界を遮って圧迫感。
そして、凹凸があってごちゃごちゃした印象になってしまいます。
できるだけ高さがなく、コンパクトですっきりしたフォルムの家具を選ぶのも開放感を作り出すテクニックです。
◎部屋に置く家具の素材感・デザインをまとめる
家具の素材感がバラバラだと、落ち着きのない部屋になるでしょう。
たとえば、シックで上質感のある部屋に、暖かみを持つナチュラルな雰囲気の家具、あるいはアメリカンを感じさせるビンテージ風の家具はあまりマッチしません。
できるだけ、部屋の色・柄に合った素材感やデザインを意識して選ぶといいでしょう。
また、部屋を広く感じさせるためには、凝ったデザインよりも「シンプル」なラインの家具や家電がおすすめです。
◎ダウンライトも広く感じるテクニック
天井に埋め込むダウンライトも広く感じるための部屋におすすめです。
一般的なシーリングライトと比べると、出っ張りがないため、「天井がすっきりする・天井の面積が広がって見える」というメリットがあります。
また、間接照明で壁に向かって照らすことで、空間に立体感をもたせることも。
視覚的に開放感を感じさせるテクニックになります。
◎壁掛けテレビですっきり見せる
新築に大型テレビを設置したいという方も多いかもしれません。
ただ、それに合わせた大きなテレビ台にすると圧迫感がありますよね。
壁掛けテレビにすれば、ごちゃごちゃした配線も裏側に隠して凹凸のないスリムな見た目になります。
広く感じる部屋のテクニックです。
◎造り付けの家具なら空間にぴったりフィットする
どんな家具を選ぶか、どこに置くか…など、新築で家を建てた後に買う家具は悩みますよね。
一目ぼれして買った家具も、実際に空間に置いたら圧迫感によって失敗と感じることも。
家づくりの段階から造り付けの家具を考えておくと「選ぶ悩み・配置する悩み」がなくなります。
ワークスペースのデスク、書斎に置く本棚、テレビ台などを造り付けの家具としてデザインしてもらうのもおすすめです。空間を広く感じるためのテクニックです。
まとめ
広く感じる部屋を作るテクニックをお伝えしました。
開放感のある部屋は色の選び方や配色バランス、吹き抜けやアウトドアリビングなど物理的に開放感を得られる要素、そして設置する家具の素材・デザインなどを意識して考えることが重要です。
明るい色は視覚的に開放感がありますが、ダークな色合いでまとめても吹き抜けやアウトドアリビングを作って、シンプルな家具でまとめると広く感じる部屋になるでしょう。
開放感のある家づくりを施工事例に持つ住宅会社なら、さまざまな広く感じるテクニックを持っているものです。
理想の“開放感”を家族みんなで共有し合い、素敵な暮らしを送れるような家づくりを進めていきましょう。
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