徹底比較|カーポートVSガレージ…ガレージが持つメリットとは?

注文住宅を建てるとき、大切な車のスペースはしっかりと確保したいですよね。
単に駐車スペースだけを設ける方法もありますが、青空駐車は紫外線や雨風の影響によって大事な車が傷んでしまいます。

そこで選択肢となるのが「カーポート」と「ガレージ」。

カーポートやガレージは“屋根がある駐車スペース”ですが、細かい特徴は異なります。
建物に組み合わせることによるメリットや、カッコいい見た目に仕上げられるガレージ。最近の戸建住宅では、ガレージ人気も高まっています。

そこで、今回はカーポートとガレージの両者の比較をしながら、人気が高まっているガレージの魅力についてご紹介していきます。

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戸建住宅で知っておきたい「カーポート」と「ガレージ」の違いとは?

カーポートやガレージがない戸建住宅の場合、車は「野ざらし・雨ざらし」状態ではないでしょうか。屋根付きのカーポートやガレージがあれば雨や太陽などの刺激からカッコいいあなたの愛車を守ることができます。

カーポート、ガレージのどちらも“車を守る”という大きな目的は同じですが、それぞれ特徴が違います。

カーポートは建物とは独立している駐車スペースで、「柱+屋根」だけで構成されて壁はありません。

一方、ガレージは建物に組み込まれている駐車スペースです。
“インナーガレージ”や“ビルトインガレージ”と呼ばれています。
建物と組み合わせ、三枚の壁に囲まれた「駐車スペース」です。シャッターを取り付けた場合には、四方を壁で囲えるので完全に外からシャットアウトできる空間になります。

インナーガレージのメリットとは?

カーポートもガレージも“車のため”のスペースですが、多彩なメリットを持つガレージ人気が高まっています。
次に、カーポートと比較しながら、インナーガレージのメリットについてご紹介していきます。

◎メリット1.汚れ&ダメージから愛車を守れる

インナーガレージは屋内空間ですから、駐車中の車にホコリや泥汚れ、鳥のフンなどが付くのを防げます。
青空駐車の場合、「洗車したばかりなのに鳥のフンがついた!」と、乗ろうとしたときに見つけてショックを受けるときもありますよね。
ガレージなら駐車中の車の汚れを防ぎ、カッコいい状態を維持できます。

また、カーポートも屋根があるので上から降り注ぐ刺激(紫外線・積雪など)からは守れます。
ただ、壁がないので横風にのってきた汚れが付くこともあるでしょう。

三方、もしくは四方を壁で囲まれているガレージなら汚れやダメージを防ぎやすく、防犯性も高いので大切なカッコいい愛車をしっかりと守れます。

冬になっても、愛車を凍えるような寒さから守れるのはガレージです。

車の野ざらしは「風・雨・紫外線」と劣化が進む刺激ばかりですが、ガレージに置くことでカッコいい状態を維持できます。

https://vacances-tokai.com/wp/column/design/2979/

◎メリット2.照明をつけて車の手入れができる

カッコいい車を維持するには、車内の掃除やメンテナンスが必要です。

ただ、屋外にあるカーポートの場合、帰宅後などの遅い時間になると暗いうえ、近所への配慮からお手入れしづらいかもしれません。
ガレージなら照明によって明るく、カッコいい愛車のお手入れが時間問わずできるのがメリットです。

◎メリット3.雨が降っていても車の乗降時に濡れずに済む

ガレージは雨が降っているときに“濡れずに乗り降りできる”メリットがあります。

玄関や裏口への出入りをスムーズな動線にすると、雨降りでも買い物前に濡れることはありません。
帰宅後、たくさんの荷物があっても、買った物も人も濡れずにストレスを感じずに済みます。

◎メリット4.物置としても使える

戸建住宅では、車関係の物や屋外用品を収納するため、物置を設置する方もいるでしょう。

ただ、敷地の広さによっては、カーポートのほか、物置を設置するのは難しいケースもあるかもしれません。
だからと言って、屋外で使う物を家のなかの収納には入れづらいですよね。

少し広めのインナーガレージを作ることで、さまざまな物を収納できる空間になるのもメリットです。

「ウィンタースポーツで降雪圏に行くためにスタッドレスタイヤを持っている」

「キャンプやBBQのアウトドア用品」

「DIYが趣味でいろいろな道具を保管したい」

「子供の自転車を濡れないようにしたい」

など、ガレージがあればとても便利です。

◎メリット4.建物の外観の一部にできる

インナーガレージのメリットは、建物をカッコいい外観にできることではないでしょうか。

建物の前面にカーポートを設置すると、家の外観の一部を隠し、カッコいい外観を損なってしまう可能性があります。

その点、ガレージなら建物と同化しすっきりとした印象に。
壁や床、照明などにこだわってカッコいいガレージも叶います。

また、ガレージ周りの外観に装飾性をもたせるとインナーガレージのあるお住まいがもっとカッコいい印象に仕上げられるでしょう。

「ガレージに木製扉を取り付けておしゃれな雰囲気に」「ガレージ周りだけ黒い外壁を設けてアクセント」など、素材や色にもこだわれば、さらにカッコいいガレージになります。

◎メリット5.使い道がたくさんある

カーポートの場合、車をとめる目的に限定されますが、インナーガレージなら多目的に使える空間にできるのがメリットです。
DIYがお好きな方は、大きな道具を広げてゆっくり向き合うこともできるでしょう。

また、カッコいい車のためのガレージと思って作ったガレージが、結果的にアウトドアの趣味につながるケースもあります。

壁に囲まれている空間なので、BBQをしたり、テーブルセットを置いてピクニック気分を味わったりなどもできます。
いつものガレージが家族との時間を楽しめる空間に早変わり。
気の合う友人も呼んでカッコいい休日の過ごし方を楽しんでみてはいかがでしょうか。

現代のガレージは昔ながらの「物置兼車庫」という感じではなく、「遊び心を持つカッコいいガレージ」と呼ぶにふさわしい空間です。
お気に入りのインテリアにこだわれば、車を止めておくだけでなく、お住まいのプラスαの“カッコいい空間”に仕上げることができます。

◎メリット6.車が暑くなりづらい

インナーガレージガレージは屋内にあって日差しを遮断できるため、夏でも車が暑くなりづらいメリットがあります。

近年の夏は気温の高い日が続き屋外に停めてある車内はかなり高温です。
車で出かける用事があっても、乗った途端にハンドルやシートの暑さにびっくりします。

カーポートも光をある程度遮ることはできるものの、素材や色によってはあまり日陰にならずに車内はかなり高温というケースもあります。

その点、ガレージなら壁に囲まれて直射日光を防げるので、車が極端に暑くならずに済むのがメリットです。

◎メリット7.土地が狭くても駐車スペースを確保できる

大きな土地に思い通りの家を建てられるのは理想的ですが、選んだ土地によっては「土地があまり広くない…」というケースもあるでしょう。
そんなときに困るのは駐車スペースですよね。

インナーガレージで建物に組み込めば、限られた土地でも駐車スペースに困らず、大切な愛車を守ることができます。

https://vacances-tokai.com/wp/column/design/2824/

◎メリット8.インナーガレージ+2階リビングで日当たりの良い家に

敷地上の問題からインナーガレージを採用する場合、日当たりの観点から「2Fリビング」が選ばれるケースが多いです。
2Fリビングは日当たりと風通しが良いことはもちろん、バルコニーなどのアウトドアリビングと繋げて広がりと開放感が得られるメリットがあります。

隣からも見えづらい設計にできれば、テーブルやチェアーを置いてリゾート地のような居心地の良いスペースにもなるでしょう。
子供やペットと日向ぼっこ、星空観察なども日常的に楽しめます。おしゃれでカッコいい空間が実現するでしょう。

まとめ

今回は、「カーポートとガレージの違い」、そして比較したときに感じることができるガレージの魅力について詳しくお伝えしました。
ガレージが注目されている理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

ガレージはカッコいい車はもちろん、お住まいの外観を素敵に見せたり、多彩な使い道により暮らしがもっと楽しくなる“遊び心”も詰まっている空間です。
建物と同化してカッコいい印象にもできるメリットがあります。

また、インナーガレージは、家の外観や屋内への動線、音の対策などにこだわることも大事です。

建物に上手に組み合わせてカッコいいガレージを作るためには、インナーガレージの施工実績が多い施工会社に依頼しましょう。

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