【失敗談】アウトドアリビングのある家を建てよう、ベランダが無い家は寂しい??【外空間】

近頃の家づくりで注目されている「アウトドアリビング」。
外が身近に感じられる、素敵な空間となるアウトドアリビングとしてベランダを採用する方も多いですが、「バルコニーとはどう違うの?」「ベランダが無いと寂しい…?」といった疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

また、ベランダを作らなかったことを失敗と感じている方もいます。

今回は、そんな方々のベランダに関する失敗談もご紹介しながら、アウトドアリビングやベランダのあるメリット面などをお伝えしていきます。

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アウトドアリビングで注目されている「ベランダ」

多くの人は、ベランダと聞くと建物の2階や3階にある外空間をイメージするのではないでしょうか。
戸建て住宅はもちろん、賃貸住宅でもよく見かけるスペースですよね。

ただ、ベランダと同じようによく使われるバルコニーについても同じようなイメージを持っている方も多いでしょう。
どちらも、部屋の外にあり、見た目も使い方も極端に変わらないので「ベランダ」と「バルコニー」の詳しい違いは特に気にせずに口にしているかもしれません。

違いがよく分からないまま家づくりを進めるのは後悔にも繋がるため、大まかでもよいのでポイントをおさえておきましょう。ベランダとバルコニーのポイントは次の通りです。

【ベランダ】

・屋根や庇、柵があって濡れにくい

・建物から突き出しているスペース

・1階にあっても屋根があればベランダと言う

【バルコニー】

・屋根や庇がないが柵・囲いはある

・2階以上にあり、建物から突き出たスペース

このように似ているスペースですが、ベランダは「屋根がある」バルコニーは「屋根がない」とイメージしておくといいでしょう。

ベランダがなくて後悔

ベランダを家づくりに取り入れなかったことで後悔しているという方もいます。
そんな方の失敗談をいくつかご紹介します。

◎外干しのスペースとしてベランダを作るべきだった

洗濯物の外干しスペースとしてベランダを作るべきだったと後悔を感じている方もいます。

かつてのベランダと言えば、洗濯物を外干しするスペースというイメージもありました。
最近は「ドラム式洗濯乾燥機、浴室暖房乾燥機の導入」「間取りにランドリールームの採用」など、家づくりの段階で室内に洗濯物のスペースを作り、敢えて外干しのためにベランダはいらないと考える方もいるようです。

ただ、布団など大型の洗濯物があったとき、洗濯物の量が多くて乾きにくい時期といった場合、浴室暖房乾燥機を使ったとしても乾燥まで何時間もかかります。
電気代が気になるので、お部屋に部屋干しすることもできますが、太陽光のようにはカラッと乾きません。

このように、外干しの必要性が高まったときに「ベランダがあった方がよかった」とという後悔につながるようです。

◎ベランダを作って2階エアコンの室外機を設置すればよかった

ベランダの室外機置場としてベランダがあった方がよかったという後悔を感じている方もいらっしゃいます。

2階に取り付けたエアコンの室外機の設置方法には、

・ベランダに設置する

・配管を長めにして地面に設置する

・壁に取り付ける

・屋根の上に架台を取り付けて設置する

などの選択肢があります。

ベランダがなければ、ほかの選択肢となりますが、エアコンの室外機は基本的に水平な場所につけることが理想的です。壁や屋根の上に取り付けるよりも、長い配管にダクトカバーを取り付けて1階の地面に設置するケースも多くみられます。

ただ、長い配管カバーが外観を何となく損なわせてしまうという後悔もあるでしょう。

また、エアコン効率を上げるためには、室内機と室外機の距離を近づけることが効果的です。そのため、ベランダを設けて2階の室外機を置けばよかったと考える方もいるようです。

https://vacances-tokai.com/wp/column/design/2824/

◎アウトドアリビングにして子供と遊びたかった

アウトドアリビングとして活用できるベランダを作って子供と遊びたかったと後悔している方もいます。

一般的なベランダと言えば畳1~2畳程度のちょっとした広さしかなく、洗濯物干しスペースやエアコン置き場程度にしか使えないかもしれません。

ただ、少し広めのベランダにすれば、外家具を置いてオシャレなアウトドアリビングとして利用できる空間になります。
アウトドアリビングは屋内のリビングに繋げることで動線も良く、外家具を置くことで第2のリビング的な活用も可能です。

贅沢で魅力溢れるアウトドアリビングは、おうち時間を大切にする現代のライフスタイルだからこそ注目される空間と言えるでしょう。

人生のうち幾度とないマイホーム購入だからこそ、家づくりは楽しみたいですよね。
遊びゴコロもプラスしたアウトドアリビングにすればよかった…と後悔している方もいるようです。

ベランダの広さ、デザインに後悔している人も

ここまでベランダを作らなくて失敗したという事例をお伝えしましたが、一方で「ベランダを作ったけれど狭くて後悔」「もっとオシャレな空間にしたかった」という方もいます。

日常的な洗濯物を干したり、エアコンの室外機を置くなど、シンプルな目的の場合、それほどの広さは必要ないかもしれません。
ただ、BBQやガーデニング、ティータイム、食事というように多目的な理想があるなら、後悔のない広さを計画しましょう。

特に、アウトドアリビングとして飲食できる空間を理想としているときは、設置する外家具もイメージしながら広さを確保したいところです。
「外家具を置いたら狭かった」「ベランダのデザインが悪く、オシャレな外家具とマッチしなかった」ということのないように家づくりの段階で置く外家具も選んでおくと安心です。

また、使い心地良く、それでいてオシャレで快適なアウトドアリビングにするには、空間をカッコよく彩ってくれるデザイン性にも着目しましょう。
デザイン性の満足度を高めるには、床材や壁、囲いなど屋内と繋がるように統一性をもたせること、室内のインテリアと馴染むような外家具の選び方なども大事です。

外家具の配置も含めて、アウトドアリビングの設計に慣れた住宅会社への依頼も欠かせません。

◎外家具とは?

外家具は、外に置くことを想定し、耐久性やデザイン性などを兼ね備えた家具です。
外家具には、テーブルやチェアのほか、ゆったりくつろげるソファーもあります。
基本的に、雨や風にもあたる可能性を考えられているのが外家具です。

たとえば、外家具のソファーは屋内に置くタイプと違って、防水加工や撥水性があります。
ベランダなら屋根がついていて雨はかかりにくいですが、撥水や耐水性も意識して選びたい外家具です。
アウトドアリビングでくつろぎたい、食事をとりたいという目的があるときは、外家具をぜひ取り入れてみましょう。

また、劣化がひどいとせっかくのアウトドアリビングの雰囲気を損なうため、メンテナンスしやすい外家具を選んで、気持ちの良い空間を持続させたいところです。
メンテナンス面だけ意識した外家具を選ぶと、空間のデザインがいまいちとなることもあります。
デザイン性やメンテナンス性、全体的なバランスを考えて外家具を選んでみてくださいね。

https://vacances-tokai.com/wp/column/design/3688/

広いベランダで得られる嬉しいメリット

一般的な広さのベランダよりも少し広めにすることで、外家具を置いたアウトドアリビングとしてもっと魅力的な空間活用ができます。
広いベランダが叶える嬉しいメリットをいくつかご紹介します。

◎アウトドアリビング兼お庭的に利用できる

スペースの広いベランダならアウトドアリビングとしてさまざまな使い道が広がります。
近年ではBBQをしたいと新築住宅への理想を思い描く方も多く、広めのベランダでアウトドアリビングが人気です。お部屋との繋がりを持たせ、動線もスムーズにできれば、日常的に気軽に自然を感じられる暮らしが叶うのも魅力的です。

また、アウトドアリビングは囲いをつけてプライバシーも確保できるので安心です。
お庭のように子供やペットと遊んだり、ちょっとしたガーデニングを楽しんだりといった楽しみも増えるでしょう。

◎外家具でオシャレな飲食スペースになる

広めのアウトドアリビングと相性が良いのが外家具の設置です。

青空のもとで朝食、そよ風に吹かれながらコーヒータイム…。
さらに星を見ながらお酒など、広いベランダで作ったアウトドアリビングは、優雅でオシャレな飲食スペースになります。

そもそもベランダは屋根があるので直射日光や直接的な雨なら防げますが、やはり“屋外”ということで丈夫で長持ちできる素材の外家具を選びましょう。
雨が降ることを心配せず、その都度家具を出し入しなくてもよいように、外に置くことを想定して作られた外家具を設置すると使い心地も良く快適な空間になります。

リゾート感のある外家具をセレクトすると、開放感とリラックス感に包まれたアウトドアリビングが叶います。

まとめ

今回は、ベランダとバルコニーの違いをはじめ、「ベランダを作らず後悔した」という失敗談をご紹介しました。
昔ながらのベランダというと、洗濯物を干せるくらいの最低限のスペースのイメージがあったかもしれません。

今の家づくりでは、屋外のリビングと呼ぶにふさわしいくらい広めのスペースを保つ“アウトドアリビング”としてベランダを希望する方も増えてきました。
BBQやガーデニング、お子様やペットとのリラックス空間と多目的な使い方が魅力的です。オシャレでカッコいい外家具を置いて、家族だけのプライベート空間を作ってみませんか。

アウトドアリビングに興味がある人や、「ベランダを作るべきか」と迷っている人は、今回お伝えしたポイントを総合的にふまえて考えてみましょう。

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