【建て替えのススメ】建物を建てられる土地がもらえる場合、建て替えの場合に気を付けたいことまとめ【住宅を素敵に建てよう】
新築で注文住宅を建てるときに多いのは、現在住んでいる家とは別に住む“住み替え”ではないでしょうか。
そのほか、居住中の家を解体して新築する“建て替え”もあります。
特に、親や親族からもらえる土地がある場合は、注文住宅を新築する際にぜひ検討してみてほしい方法です。
建て替えはゆかりある土地を引き継げる良い面もありますが、一般的な新築の住み替えとは違った側面もあります。
やることが多過ぎて慌てないように順序を踏まえて臨みましょう。
今回は、土地がもらえるメリットや、建て替えで注文住宅を新築するうえで気をつけたいことを中心にお伝えしていきます。
土地を貰えるのは大きなメリット
まずは、土地をもらって注文住宅の新築で建て替えするメリット面を考えてみましょう。
◎親族の土地をもらう建て替えの良さ
土地を貰えるメリットは、新築で注文住宅を建てる際の「土地選び」という工程がなくなる点です。
土地購入費用はもちろん、住み替えと違い、土地選びにかける手間もかかりません。
もちろん、解体工事に費用はかかります。
ただ、住み替えにより注文住宅を新築するときに土地を買うよりは解体費用の方が安くおさえられます。
その分、建物価格に予算を振れるので、こだわりの家づくりが叶えられる方法です。
一般的な住み替えによる注文住宅の新築の場合、土地を購入しても「コミュニティに馴染めるだろうか」という不安があるかもしれません。
でも、建て替えなら、そういった不安点も少なく済みます。
特に、実家の土地をもらえるケースでは、生まれ育った住み慣れた環境です。
隣近所の方々とも顔なじみで、周辺のことも熟知しているのではないでしょうか。
住み替えのように新しい土地での人間関係の不安もなく、道路や環境も見慣れているので安心感があります。
◎土地購入の前に相談を…
「祖父母の家がちょうど空き家になっている」「実家が古くなって建て替え時期になってきた」などなら、建て替えのベストタイミングです。
どちらのケースでも昔から馴染みがあり、自分のルーツとも言える土地。
「新築で注文住宅を建てたい」という気持ちになったとき、もらえる土地がタイミングよくあるのはとても幸運なことです。
ただし、現在は自分が所有しているわけではありません。
親が所有、兄弟が所有などさまざまなパターンがありますが、まずは土地購入の前に、親や兄弟、親戚などと相談してみましょう。
建て替えは段取りが命
注文住宅を新築する建て替えは、住み替えと違って1つの場所において、解体工事や建築、引っ越しなどが集中します。
一般的な注文住宅で新築して住み替えするケースと比べると、「その土地」の上で同時進行のようにやることがたくさんあります。
荷物整理や仮住まい探し、引っ越しや解体など、ほかの住居から住み替えるときよりも慌ただしく過ぎ去ります。
しっかりと段取りを把握して進めていきましょう。
◎依頼する施工会社を決める
自分にとって良いプランを提案してくれる、建て替えの実績があるなどの施工会社を選びましょう。
住宅ローンのことや、解体業者のことなど、アドバイスをもらうことも大事です。
住宅ローンの手続きや解体業者の手配は、もちろん自分でもできます。
でも、ほかにも手続きや進めなければならないことが多いと、「どこに相談しよう」と迷っているうちに、住宅ローンの審査や解体業者が決まらないこともあります。
施工会社が提携しているところなら、担当者とのやり取りもやりやすく、安心感が得られるでしょう。
◎仮住まい探しと引っ越しの段取りは余裕をもって
解体の日取りに向けて、仮住まい探しや引っ越しのスケジュールも組んでいきましょう。
仮住まいは短期間の契約となるため、一般的な賃貸契約よりも見つけづらいかもしれません。
ファミリー向け・ペットOKかどうかなど条件が多いほど、仮住まい探しは難航するので早めに動き出していきましょう。
仮住まい候補はアパートや戸建ての貸家などがありますが、いずれの場合でも「仮住まいの短期契約をしたい」点を物件探しの際にきちんと伝えることが大事です。
賃貸物件に入居するときは短期契約でも初期費用は結構かかるので、注文住宅での新築の資金計画でイメージしておくことをおすすめします。
また、解体の日、仮住まいへの入居などの日程を調整しながら、引っ越し業者の手配もしていきましょう。
特に、引っ越しシーズンだと土日の予約が取りづらいケースが多いです。
◎ゴミの処分と荷物の搬出
解体工事が始まるまで、家のなかを片付けましょう。
注文住宅の新築での建て替えをきっかけに、実家でこれまで溜め込んでいた不用品を処分するのもおすすめです。
せっかくの新築の収納に、再び不用品を眠らせるのはもったいないですよね。
ゴミの処分は、一般的なゴミでも解体業者に依頼すると処分費用が高額となります。
自分でゴミに出したり、まだまだ使えるものならリサイクルショップを利用するのもおすすめです。
上手にゴミを処分していきましょう。
また、注文住宅を新築する建て替えの場合、もともとが一戸建てで家具や荷物が多い傾向です。
ただ、賃貸アパートなどの仮住まいは間取りも狭く、全部は運べないかもしれません。
短期間の荷物保管サービスを利用することも視野に入れてみましょう。
あるいは、部屋数の多い一戸建ての仮住まいを探すなどし、引っ越し向けて荷物の整理をしていきましょう。
インフラ系の確認は必須です
解体工事前には、電気や固定電話回線、インターネット回線、都市ガス、プロパンガスなどのライフラインを止めなければなりません。
・電話だけで手続きがOKなもの
・立ち会いが必要なもの
・撤去工事に費用がかかるもの
などさまざまです。
解体の日までには停止しなければならないものもあるので、手続き忘れがないように段取りを組んでおきましょう。
インターネット回線は、仮住まいでも継続して契約するケースもあるかと思います。
引っ越し先で回線工事が可能かどうかという確認もあるので、不動産会社などに相談しながら手続きを進めていきましょう。
ただ、水道については解体工事中に散水するケースも多く、止める必要があるかどうかなどを解体業者と確認をしておくと安心です。
また、古い土地の場合、境界が曖昧になっているケースもあります。
建て替えに向けて境界をはっきりさせる必要がありますが、基本的に土地家屋調査士が進めてくれます。
気になる点があれば、施工会社にも聞きながら進めていきましょう。
これまでの隣人との関係性が良好であれば、建て替えに関して、周囲の人と揉めることはないかとは思いますが、「解体工事→新築工事」と近隣に住む人には長い期間、工事中の騒音などで負担をかけてしまうのは事実です。
解体業者や施工会社でも工事前には近隣挨拶に回ってくれますが、施主として自分でも挨拶に行っておくと丁寧です。
住み継いでいくことはいいこと
土地をもらって注文住宅を新築すれば、土地費用がなく、土地選びの負担はなくなります。
ただ、お伝えしたように、解体工事や荷物の処分、仮住まいへの引っ越し、仮住まいから新居への引っ越しなど、住み替えとは異なる大変さもあります。
愛着のある古い家がなくなることは寂しくもあるものの、古く年季が入った家屋が新しく生まれ変わる姿を見られるのも幸せなことです。
一族代々の土地に感謝の気持ちを込めて、大切な家づくりをしていきたいものですね。
まとめ
今回は、もらえる土地に注文住宅を新築する建て替えのポイントなどをお伝えしました。
建て替えの理由で多いのが「実家が古くなった」というものです。
土地はいつまでも古くはなりませんが、建物はこの先もどんどん老朽化します。
築数十年にも及ぶ古い家なら、注文住宅を新築する建て替えで二世帯住宅にするという選択肢も良いでしょう。
子供世帯が思う「建て替えで注文住宅を新築したい」という時期、そして親世帯が暮らしている家の「老朽化が目立ってきた時期」が重なれば、注文住宅を新築する建て替えのベストタイミングになります。
新築で注文住宅を建てるときにもらえる土地があるなら、まずは土地購入の前に相談してみましょう。
また、建て替えは土地を買わなくてよいメリットがありますが、解体工事や仮住まいなど住み替えにはない手間もあります。
しかし、先祖代々の土地に新たな風が舞い込むような、ワクワクした気持ちで注文住宅の新築の過程を見ることができます。
家が完成した後には、家ができるまでの大変さも懐かしい思い出話となるのかもしれませんね。
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