鬼門って何?家造りをする時に気を付けたい家相の事

家づくりにおいて、鬼門や裏鬼門という言葉を見かける機会もあるでしょう。
家を建てた後に「不吉な間取りだった」とならないように、家相や風水に気をつけたいですよね。
ただ、一方で「家相と風水の違いがよく分からない」「鬼門と裏鬼門って何が違うの?」などの疑問もあるかもしれません。

家相や風水だけに縛られた間取りにはしなくてもいいかもしれませんが、やはり後悔のないように家相や風水の事前知識があれば安心ではないでしょうか。

そこで、今回は、家相や風水の違い、鬼門や裏鬼門のこと、そして運気アップの間取りや避けた方がいい間取りなど、幅広くお伝えしていきます。

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風水と家相は何が異なるの?

風水、家相のどちらも、間取りの方角で“吉”か“凶”を判断しています。

方位を使う点ではどちらも似ている風水と家相ですが、事細かに言えば違ったものです。

◎古代中国が生んだ「風水」

風水は、古代の中国で生まれた思想です。風水で考える間取りでは、配置によって気の流れが変わる点を意識しています。
土地そのものにある自然のエネルギーによって運気を高めようとする考え方と言えるでしょう。

◎中国の思想をベースに日本で発達した「家相」

中国から伝わってきた思想をもとに、日本の暮らしに合わせて再構築されたのが家相です。
家相による「吉・凶」という方位によって暮らしの快適度も異なり、必然的に体や心への影響も出てきますよね。
日本の生活スタイルの実体験に基づいて導き出されたものと言えるでしょう。

縁起の良い家づくりに欠かせない?「鬼門」と「裏鬼門」のこと

深く意味を知っていなくても何だか不吉な感じの印象を受ける鬼門、裏鬼門。いったいどんなことなのでしょうか。

◎家づくりで意識したい「鬼門」と「裏鬼門」のこと

“鬼の門”という言葉のイメージからも分かるように、鬼門は邪気とともに不運が入り込むとして昔から人々に不吉と考えられていた方角です。
言葉をよく知らなくても、鬼門や裏鬼門は避けたくなりますよね。

現代における鬼門は「北東」の方角、そして裏鬼門はその真逆の「南西」の方角です。

この方角には、避けた方がよい間取りがあります。

◎鬼門と裏鬼門に配置してはいけないものとは

鬼門や裏鬼門については古くから「三備を設けず」と言われ、これは玄関やキッチン、トイレを配置しないようにということです。

家の中心から見て北東となる鬼門ですが、北側のため日当たりの悪さが感じられる方角となるでしょう。
「光があたりづらい」のはもちろん、風通しが悪いのも難点と言える方角です。
トイレやキッチンなど水回りを配置するとジメジメしてカビなどを発生させるかもしれません。

一方、裏鬼門の南西にキッチンを配置すると日当たりが良すぎて暑くなる可能性があります。
西側は真夏になると西日がきついため、食料が腐りやすいという状況も考えられます。

家相や風水的を取り入れた間取りで意識したいポイント

縁起の良さを重視するため、家相や風水の要素を取り入れたいという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、家相や風水の考えに基づいた間取りで意識したいポイントをご紹介します。

◎玄関~良い方角に配置して良い運気を取り込みたい

外からの気を取り入れる入口となる玄関は、運気の良い家づくりではとても大切なポイントです。

玄関は、1日に何度も扉を開け閉めする空間。人が出入りすると同時に、良い気はもちろん、悪い気も入ります。
玄関は、東や東南、南などの吉の方角に設置すると家相や風水的には良いようです。

鬼門や裏鬼門に玄関を配置するのも、良い運気のためには避けた方がいいでしょう。

https://vacances-tokai.com/wp/column/design/3069/

◎トイレ・キッチン~陰の気を溜め込まない工夫をする

水を使うトイレやキッチンは、風水的に“陰の気”を溜め込む場所と考えられています。
鬼門や裏鬼門には水回りを置くべきでないという思想もありますから、間取りを計画する際のポイントにしましょう。

前述したように、トイレはよくない気が溜まりやすい空間です。
不浄な空気がこもらないように、風通しには配慮することが大事です。
窓を設置できない家の中心にトイレを配置する間取りは避けるべきです。

トイレには窓を取り付け、ときどき風を通して悪い気を溜め込まないことなどの意識も大切と言えるでしょう。

また、キッチンは水だけでなく、食品を取り扱う空間です。
鬼門の北東に配置するのはあまりよくないようです。日当たりが悪くジメジメします。

そして、裏鬼門の南西は西日が暑く、食べものが腐って不浄な空気が広がって運気が下がる可能性があります。

◎リビング~明るく、居心地の良い間取りに

リビングには、玄関や水回りと違って凶とされる方角はありません。

ただ、居心地の良い間取りにすれば家族の絆も深まることから、日当たりや通風に配慮した心地良い空間作りが求められます。
南や東、南東の方角にリビングを配置する間取りなら日当たりもよく過ごしやすくなります。

「欠け」と「張り」のある間取りとは?

「欠け」とは建物から凹んでいる部分、一方の「張り」とは建物から出っ張った部分のことです。

家相では「欠け」がある間取りは凶相と考えられています。
逆に「張り」は方角的によって「良いもの」と考えられています。北西や南東、北、東などの方角の張りは、運気アップにもつながるようです。

ただし、むやみに張りを作ればいいわけでもありません。
特に、鬼門や裏鬼門など凶と言われる方位に張りを作ると運気が下がるかもしれません。

また、出窓やウッドデッキ、玄関などは出っ張るケースもありますが、張りとは見なされません。
家相や風水的に「張り」と言えるのは、建物の1辺の長さの1/3以内です。

たとえば、1辺15mの箇所なら5m以内の出っ張りなら張りとなって良い運気につながるかもしれません。
ただ、張りの長さが1/3を超えると、それが「欠け」に…。
家相的に凶の間取りとなる可能性があるのです。

そして、張りを多く作り過ぎるのは、かえって運気を下げるケースもあります。
あらゆる方角に「張り」が作られると、そのなかで鬼門や裏鬼門など凶の方角に作ってしまうことがあるので注意しましょう。

家相や風水、鬼門や裏鬼門などを意識した間取りにするべき?

家相や風水を取り入れて運気を高めたい、鬼門や裏鬼門などを避けて縁起を良くしたいという気持ちになるのは、大切な家づくりだからこそですよね。

しかし、道路の位置や敷地の形状など、どうしても家相や風水を反映できないケースもあるのではないでしょうか。
鬼門や裏鬼門、風水…と考えすぎると、逆に制限が増えます。

「理想の間取りにできなかった」「住みづらくなった気がする」と後悔ばかりとなっては大変です。
家相や風水は間取りづくりの参考程度にした方がいいでしょう。

ただ、家相や風水は昔の方々の経験値のようなものも詰まっています。
その背景を考えると納得できる考えもたくさんあります。

たとえば、水回りの配置を凶とする理由についても、採光や通風を確保する意味があります。
トイレやキッチンなどの水回りの衛生面が保ちやすくなるのは、快適性が高まり、心地良い暮らしにつながりますよね。

明るい日差しが入り込む南にリビングを配置すれば、心地良く過ごしやすい空間が実現。居心地の良い空間なら家族みんなが集まりやすく、絆が深まって家庭運も上昇するでしょう。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/2703/

まとめ

新築住宅を建てた後は、家族みんなが気持ち良く過ごしたいですよね。

風水や家相で言われている「吉・凶」は、今とは家もライフスタイルもまったく異なる過去の時代背景から導き出されているものです。
そのため、現代の敷地事情やライフスタイルの多様性から、風水・家相を取り込むのがベストとは言えないのかもしれません。

鬼門や裏鬼門については、縁起を取り入れる際のひとつの参考にし、現代のライフスタイルにあった柔軟な間取り計画を進めることが大事です。
そして、暮らす人がどう感じるかを優先的に「住みやすい快適な間取り」を考えていきましょう。

家づくりの本来の目的は、家族みんなの理想を叶えた幸せな住まいです。
風水や家相において良い間取りに住むのではなく、暮らす人が理想とするものを取り入れていきましょう。

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