【2世帯住宅のススメ】令和に2世帯住宅を建てるならこんな家にしよう!!

2世帯住宅は2つの家族にとってメリットのある暮らし方のひとつ。
子供世帯にとっては育児を手伝ってもらえる、親世帯にとっては日々の生活が賑やかになるという嬉しさや安心感があります。

ただ、生活スタイルがまるで異なる家族が2世帯住宅で共に暮らすことは、難しい点も多いはず。
適度な距離感・干渉しない気持ち、お互いを思いやることを大事にし、家族みんなで満足できるように話し合って間取りを考えましょう。

今回は、2世帯住宅の間取りのタイプや注意したいポイントを詳しくお伝えしていきます。

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令和の2世帯住宅を作るなら知るべき間取りタイプ別の特徴

2世帯住宅は生活空間の分け方次第で住み心地が大きく変わります。

昔の2世帯住宅は、多くは水回りもリビングも完全に共有する傾向でした。

ただ、昔とは生活スタイルも価値観も多様化している今の時代“令和”のニーズとは合っていないですよね。
これからの人生を二つの家族が心地良く暮らせるように、2世帯住宅の間取りのタイプはじっくりと話し合って決めることが大事です。

◎完全分離型~玄関もお部屋も全部別々~

同じ建物内で、世帯を完全に分けるスタイルが完全分離型です。

完全分離型は、それぞれの居住空間を完全分離できます。
賃貸のお隣さんのような感覚で、お互いに気兼ねなく、それぞれの居住空間で暮らせる間取りです。

年齢や職業も違う2つの家族。もちろん、ライフスタイルや考え方もバラバラです。
完全分離型なら、生活空間を分けられて、二世帯住宅のトラブル原因となりがちな“干渉”を減らせます。インテリアも自分好みにできます。

しかも、賃貸のようにお隣さんですから、いざというときに助け合える距離感が得られるメリットがあります。

また、将来的な話になりますが、賃貸にできるのも完全分離型の特徴です。
一世帯の方が空き家になっても、賃貸にすることで無駄なく利用ができるでしょう。


完全分離型のデメリットは、それぞれに設備が必要な分、コストがかかります

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/3063/

◎部分共用型~居住空間は別々、玄関や一部を2つの家族で共有~

完全分離型と違い、共有する部分があるのが「共有型」の間取りタイプです。

共有型と言っても、「玄関だけを共有」「玄関、浴室を共有」などのケースがあります。

前者の「玄関だけを共有」の場合、親世帯・子供世帯のどちらにも水回りがありますので、ほとんど完全分離型に近い生活スタイルが送れるでしょう。
完全分離型のように“ほどよい距離感”が実現できます。

また、浴室を共有するケースは建築費をおさえられるメリットの一方で、「お互いに気を遣う」というデメリットが目立ちます。

2世帯住宅は家族の人数が多いため、完全分離型ではなく、浴室を共有すると時間に縛られるかもしれません。

入る順番を決めても時間がずれ込むことはあり、後からの順番の人が時間通りに入れずに不満がつのる可能性も高まるでしょう。
「好きな時間に入浴できない」というストレスにつながりやすいです。

また、完全分離型と違い、共有スペースがあると掃除の問題点も。
完全分離型ではなく、部分共有にするときは、細かい点がストレスにならないように気をつけなければなりません。

このスタイルは、将来的に賃貸としての利用は難しいでしょう。

◎融合型~家事や育児もいつも協力できる~

融合型は、寝室や個室を除き、ほとんどを2世帯で共有するタイプの間取りです。
昔ながらの2世帯住宅の在り方に近い暮らし方となるでしょう。

ただ、昔の2世帯住宅と違って、今では2階にトイレを設けることも一般的。
「融合」と言いつつも、トイレや洗面室をそれぞれ専用の空間を作ることもできます。

融合型の大きなメリットは、完全分離型と違い、玄関や浴室、キッチンなどをひとつにできるため、建築時のコストがかからない面積に左右されることが少ないという点でしょう。

融合型は共有部分が多いため、賃貸にすることはできません。

2世帯住宅でおさえるべきポイント

二世帯住宅は、一般的な家づくりとは違った視点での家づくりが求められます。

「親世帯」「子供世帯」とは言っても、夫の親と住むか、妻の親と住むかなどはそれぞれ異なります。家族とは言え、適度な距離感が必要です。
せっかく二世帯住宅にしたのに、距離が近過ぎると、お互いに息が詰まります。余計に関係性が悪化しては元も子もないですよね。

そこで二世帯住宅を計画したときに気をつけたいポイントをご紹介します。

◎ポイント1:空間の広さは慎重に検討する

まず、それぞれの空間の広さについてです。

一般的に、子供世帯の方が人数は多く、親世帯は2人、もしくは1人というケースが多いかもしれません。
部屋数やリビングの面積など、親世帯より子供世帯の方に広めに確保することが大事です。

◎ポイント2:空間の分け方は慎重な判断を

玄関や階段の配置は慎重に考えましょう。

いったん設置すると「使い勝手が悪いから位置を変えたい」と不便を感じても、位置の変更や増設は難しいものです。
空間をどうやって分離するかは、「上下に分離する」「左右に分離する」が主なパターンです。

・上下に分離するケース

玄関を共用する場合、一般的なのは「子供→上階、親→下階」ではないでしょうか。

ただし注意したいのが、各部屋の配置です。

親世帯の寝室の上に子供世帯のリビングを配置した場合、「足音が気になる」という不満が出ることが多いです。
賃貸のように、騒音がトラブルとなるケースも。親子なのに、賃貸トラブルのようなことは避けたいですよね。

また、水回りの位置を「上と下」で揃えるようにするのもおすすめです。
賃貸住宅のような感じをイメージすればいいかもしれません。

階段の位置は「外階段」「内階段」という選択肢があります。
内階段の場合、玄関を1つにすることもできますが、将来的に賃貸に出すことも考慮に入れると玄関は2つ確保しておくことがおすすめです。

外階段なら賃貸にも転換できやすい間取りとなるでしょう。
賃貸にするときは、外階段の方が借り手はつきやすいかもしれません。

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/2703/

・左右に分離するケース

左右に空間を分ける場合、階段を2つ確保するスペースが必要になってきます。

空間を左右に分けるとメゾネットタイプの賃貸に似て、それぞれの居住空間に「1階・2階」がそれぞれ配置される二世帯住宅になります。
賃貸として将来的に貸すときも、借り手が見つかりやすいかもしれません。

ただ、現在の親の年齢にもよりますが、階段移動が辛いケースもあるでしょう。
年齢を重ねたときも想定して空間を分けて二世帯住宅にすることが大事です。

また、左右に分けた二世帯住宅にするときに気をつけたいのが日当たりです。
左右対称の間取りにすると、どちらかのリビングを南向きにすれば、必然的に片方の世帯のリビングは北向きになりがちです。
ただ、窓を多めにとるなどの工夫をすれば、北向きでも暗くならずにできます。

◎ポイント3:ライフスタイルの変化にも対応できる間取りがおすすめ

二世帯住宅を建てるとき、将来的なライフスタイルの変化にも目を向けて考えましょう。

完全分離型および部分共有型で建てる場合、面積的なことはもちろん、キッチン・浴室などの設備も2倍かかります。

コスト的なことを考えて、「できるだけ共有部分を多めに」という二世帯住宅プランを選択する方も多いでしょう。

ただ、今の生活を中心とした視点で二世帯住宅を建てても「子供が巣立った後」「家族の人数が減った後」には使い方も変わってくるのではないでしょうか。

今は賑やかな二世帯住宅の大家族も、いずれ人が減ってしまうかもしれません。
そうなると広かった二世帯住宅も使うことのない空間が出てきます。

そこでおすすめなのは賃貸も可能な「完全分離型の二世帯住宅」です。

玄関も階段も水回りも、すべてを完全に分離した二世帯住宅なら、将来的に賃貸にできます。

まとめ

2世帯住宅のタイプ、そして二世帯住宅を建てるうえでのポイントをいくつかお伝えしました。
完全分離型や部分共有型、融合型など間取りタイプによって2世帯住宅の特徴が違います。

単に、「費用がおさえられる」という点だけで2世帯住宅の間取りに妥協すると、後悔につながるので注意しましょう。

また、二世帯住宅を建てると、長く一緒に住むことになります。
今は良さそうに思える関係性でも共有スペースが多過ぎると、後々、不満がつのってトラブルが起こる可能性もあります。

お互いに気を遣わず、プライバシーも守れる間取り、そして将来的に人数が少なくなったときも賃貸として活用できるのは「完全分離型の二世帯住宅」です。

せっかくの二世帯住宅です。
家族が増える幸せをふまえつつ、みんなが負担にならない暮らしを叶えていきましょう。

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