新築時に買い替える家電の気をつけたいポイント
新築住宅では、新しい家電を買い替えたくなります。
こだわりの新築住宅にぴったりなデザインの家電にしたいという方もいるのではないでしょうか。
暮らしが豊かになる最新機能、家事が楽になる機能など、新築住宅での理想に満ち溢れた暮らしを「もっと快適に心地良いもの」にする家電の機能面にもこだわってみましょう。
また、設置するスペースに合わせて家電のサイズもしっかりと選ぶことが大事です。
家電の購入を後回しにした結果、設置が難しくなるなどのトラブルも新築住宅では起こりがちです。
今回は、新築住宅で家電を買い替えるとき気をつけたいポイントをお伝えしていきます。
冷蔵庫を買うときのポイント
新築時に冷蔵庫を買うという方も多いです。
冷蔵庫はいったん電源を入れると、十数年は働き続ける家電。十数年前の冷蔵庫と比べると最近の冷蔵庫は性能もよく省エネ、電気代もおさえられます。
しかも、古い冷蔵庫を新居に設置して間もなく故障したとなれば、いろいろと面倒です。
新築を機に新しい冷蔵庫を買うのがおすすめです。
機能やサイズなど、新築に合ったものをしっかりと選んでいきましょう。
◎嬉しい機能に注目
最近の冷蔵庫の注目したい機能をいくつかご紹介します。
・切れちゃう瞬冷凍
まとめ買いをして、お肉やお魚をとりあえず冷凍するという方も多いのではないでしょうか。
でも、冷凍したものを使うときに不便なのが解凍のこと。
自然解凍は時間がかかりますし、電子レンジで解凍機能を使うのも面倒です。
三菱冷蔵庫の機能“切れちゃう瞬冷凍”は、冷凍庫から出してすぐに包丁で切れる優れモノ。
しかも、食材の栄養を冷凍によって逃がすこともないので、冷凍しても美味しさ変わらず、魅力的な機能です。
・真空チルド
冷蔵庫の「チルド室」は、冷蔵室よりも温度設定が低く保たれ、鮮度が大切なお刺身などを入れるときに重宝する機能です。
日立の冷蔵庫には、独自の真空構造によって食品を酸化から守り、一層鮮度を保てる「真空チルド」があります。
真空の力によって鮮度や風味が長持ちし、乾燥もおさえて“美味しさ”を叶えてくれる機能です。
また、冷蔵室が2~6℃なのに対し、真空チルドは0~2℃。
水分の多い“凍らせたくない食品”を入れるのに向いていて、ビールを入れるとよく冷えて美味しいです。
◎サイズ感は気を付けたい。大型は入らないことも…
新築で冷蔵庫を選ぶとき、「たっぷり入る大きなサイズ」にこだわる方もいるのではないでしょうか。ただ、気をつけたいのが冷蔵庫の幅です。
メーカーや商品によって違いますが、一般的なファミリーサイズの400~500Lくらいの冷蔵庫の場合、幅は60~65㎝が多いでしょう。
ただ、もっと大容量になると、幅が70㎝~80㎝などワイドな寸法です。
大容量の冷蔵庫は幅も広くなるため、「設置場所に予定していたところに入らない」「搬入経路で通れない箇所がある」などのトラブルが起こるケースがあります。
また、冷蔵庫本体の幅に加えて、左右も少し隙間をあけなければならないことや、開閉時の動作も考えなくてはなりません。
冷蔵庫の高さとコンセント位置の確認も必要です。
あまりにも壁にギリギリに冷蔵庫を設置すると扉の開閉に余裕がなくなることもあります。
結果的に使いづらくなるかもしれません。
特に、後から冷蔵庫を買うケースでは、このようにサイズの失敗が起きやすい傾向にあります。
家づくりを始めた段階で「冷蔵庫は新しく買う」と決め、ある程度の候補を絞ることが大事です。
サイズや扉の開閉なども慎重に検討し、失敗のない設置場所を考えていきましょう。
洗濯機を新築で買うときのポイント
洗濯機も新築では新しいのを買いたくなりますよね。
最近は、見た目がおしゃれなだけでなく、とても便利な機能が満載の洗濯機が増えてきました。
冷蔵庫と同じように、いったん購入したら10年は使い続けるかもしれない家電です。
新築ならではの洗濯機の導入ポイントに注意して選びましょう。
◎洗濯機はどんなタイプにするか
洗濯機の選択肢は、「縦型洗濯機」か「ドラム式洗濯機」です。
縦型洗濯機のメリットは、
・溜めた水を攪拌させて衣類を洗うので汚れを落としやすい
・サイズがコンパクトでスペースを確保しやすい
・購入価格がリーズナブル
などです。
これまでの洗濯機の主流だったこともあり、使い慣れている安心感もあるのではないでしょうか。
ただ、縦型洗濯機には
・水の使用量が多めになりやすい
・こすり洗いで衣類が傷みやすい
というデメリットもあります。
一方、ドラム式洗濯機のメリットは、
・見た目がおしゃれで新築住宅にも似合う
・水量をおさえられて、節水効果が高い
・乾燥までやってくれるので家事の時短が叶う
・衣類が傷みづらい
などです。
しかしながら、ドラム式洗濯機には
・購入時の値段が高い
・縦型と比べると大きなサイズ
といったデメリットもあります。
縦型洗濯機は「汚れをしっかり落としたい・洗濯を干す場所がある」といった人には向いています。
そして、「仕事や育児で洗濯物を干す時間がない」というケースではドラム式洗濯機は本当に重宝する洗濯機です。
使う人がどんな点を重視したいかによって選ぶべき洗濯機は異なります。
ご自身のライフスタイルや家事への理想などもあわせて考えていきましょう。
◎排水口の位置と洗濯機の高さの問題も…
洗濯機の置き方も考えておく必要があります。
マンションのような集合住宅の場合、漏水のリスクが高いので防水パンなどが設置されているケースが多いです。
しかし、新築戸建住宅ではそれがなく、直接床に置くか、かさ上げして少し隙間を設けるかなどの置き方になります。
床には洗濯機の排水ホースを繋げる排水金具が出ていますが、床に直置きしたくても向きによっては排水ホースが曲がりくねったり、うまく取り付けられないことがあります。
そういった場合、床と洗濯機との間に隙間を作るような“かさ上げ”をして、排水ホースを繋げることも可能です。
ただ、容量が大きい洗濯機ほど高さもあります。
洗濯機のサイズによっては、かさ上げした結果、水道の蛇口がぶつかるような位置関係となる可能性もあるため注意しましょう。
テレビを新築で買うときのポイント
新築住宅の広いリビングに大きなテレビを置けば、迫力満点でテレビ鑑賞ができます。
せっかく広いリビングになるなら、これまでのサイズよりも大きなテレビを買いたいと思う方もいるでしょう。
冷蔵庫や洗濯機と同じように、テレビを新しく買うときはいくつかの注意点をおさえておきましょう。
◎テレビのサイズ選びでは設置する場所をよく考える
注意したいのは、「テレビを見る位置」と「テレビを置く位置」との関係性です。
いくら広いリビングとは言っても、向きによってはテレビとソファーとの距離が近づき過ぎて、見づらくなるケースもあるでしょう。
また、間取り図面では見落としがちですが、「窓から西日が反射する」「扉の近くで落ち着かない」など現実的な面でも設置場所を考えることをおすすめします。
そのうえで、見やすい位置(目が疲れない)や圧迫感のないサイズ感を検討してテレビを選びましょう。
◎壁掛けテレビもおすすめ
新築住宅で大きなテレビを買うときは、壁掛けテレビもおすすめです。
おしゃれな新築なのにテレビから見える配線がごちゃつくのは残念な気持ちになりますよね。
壁掛けテレビならとてもシンプルですっきりします。
壁掛けテレビは、テレビの重さに耐えられるような壁の補強や、配線計画は重要です。
また、造り付けのテレビ台を作りたいという希望があるときも、早めの段階で壁掛けテレビにすることは決定しておきましょう。
まとめ
新築で家電を新たに買うとき、設置場所に関する問題や、コンセントが足りない、届かないといった問題も起こりやすいです。
新築住宅では家づくりに関することに意識が向かい、家電の購入は後回しになるケースもあるでしょう。
ただ、今回お伝えしたように、冷蔵庫や洗濯機、テレビなど日々の生活のなかでも重要な位置づけの家電の場合、家づくりの一環として「設置場所」「設置の方法」をきちんと計画しておきたいものです。
見た目が綺麗になることはもちろん、使い心地の良い家電選びで魅力的な暮らしが実現します。
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