電気代が大幅値上げ?!新築時に知っておきたい太陽光発電のこと
屋根の上に太陽光発電を載せた新築住宅を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
最近は、太陽光発電を導入している住宅は珍しくなくなってきました。
太陽光発電は、家庭における電気代との関わりが大きい設備です。
電気代が高騰している時期だからこそ、新築住宅を建てる前に是非とも知っておいて欲しいポイントがたくさんあります。
そこで、今回は太陽光発電の仕組みやメリット・デメリット、そして新築で取り入れるときの注意点などを詳しく解説していきます。
太陽光発電とは?
太陽光発電の仕組みとメリット・デメリットについて見てみましょう。
◎一般住宅の太陽光発電とはどんな仕組み?
太陽光発電とは、屋根の上に載せたソーラーパネルで受ける「太陽の光」が、ソーラーパネルのなかにある半導体でできた太陽電池を通って電気エネルギーに変える仕組みです。
◎太陽光発電を新築住宅で導入する前に知っておきたいメリット
・太陽光発電は家計の節約になる
近頃、これまでと比べても大幅に使用量が増えたわけではないのに、電気代そのものが高騰することで家計を圧迫しているというご家庭も多いかもしれません。
太陽光発電によって新築住宅で電気を作ることができれば、これまですべて買っていた電気のうち「買わなくても家で作れる電気」も現れることに。
つまり、電気代をおさえられるのです。
オール電化で新築を考えているときは、使う電気が増えます。
今後も年々電気代は上がっていくという現代の背景において、太陽光発電で節約できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
・災害や停電時に非常電源として使えることもある
災害が起こって停電するリスクは、現在もこれからもあるでしょう。
「停電を経験したことがある」という方も多いですよね。
テレビ見れず、電子レンジや洗濯機動きません。
今の時代では、スマホやパソコンの充電が切れそうになると焦りますよね。
夜間に停電が起こると電気も暗く、本当に大変です。
太陽光発電があれば、災害や停電が起こったときの非常電源になります。
太陽が出ている日中なら発電できるので、日中の停電では重宝するでしょう。
新築住宅での停電リスクに安心感をもたらしてくれる存在になります。
◎太陽光発電にあるマイナスのイメージとは?
「太陽光発電」という言葉はとても有名ですし、その言葉を聞いたとき、その姿形は頭に浮かぶものですよね。
でも、その内容を詳しく知らないという方も多く、積極的に購入したいと思わないという考え方もあるようです。
おそらく、太陽光発電が持つ、一般的なイメージが関係しているのかもしれません。
太陽光発電をよく知らないと、
・設置に高い費用がかかりそう
・見栄えが悪くなりそう
・建物に影響がありそう
・メンテナンスが大変そう
・周辺に反射するのでは…?
という、世間的なイメージが頭に浮かぶのかもしれません。
確かに、太陽光発電は設置のためのコストやメンテナンスの費用はかかります。
ただ、近年の太陽光発電は新築住宅でもだいぶ注目されているため、さまざまなメーカーのものから選べます。
しかも、補助金の対象となっているケースもあり、導入費用をおさえる方法はあります。
初期費用はかかっても今後電気代があがることを考えると、省エネ思考の家計に優しいシステムと言えるでしょう。住む人の未来まで想定した家づくりの工夫のひとつです。
また、最近は新築住宅の見た目のデザインを損なわないように、設置の工夫が施されている太陽光発電も増えてきました。
建物への影響に関しても、新築時に住宅会社を通じてきちんと考えられたものであれば安心です。
後付けよりも新築のタイミングがおすすめ…?その理由について解説。
太陽光発電のある住宅は珍しくなくなってきたとは言え、まだまだ多いとは言えません。
導入費用のこともあり、新築のときには「とりあえず導入しない」という選択肢を選び、後付けを考える方もいるのではないでしょうか。
ただ、太陽光発電に関して「いずれは取り付けたい」「後付けで取り付けようと考えている」という場合は、実は新築時のタイミングの方がおすすめです。
その理由についてピックアップしてみました。
◎新築の建物デザインとのバランスを保ちながら設置ができる
後付けで太陽光発電を設置すると、外観に違和感が出るケースがあります。
新築のタイミングなら、建物デザインを損なうことなく、全体的なバランスを保った設置ができます。
また、新築時なら、あらかじめ「太陽光発電を設置する場所」を考えたうえで、建物全体を計画できるのもメリットです。
◎太陽光発電の重さに耐えられる屋根にできる
後付けの場合、重量のある太陽光発電を屋根に載せることで負担となるケースがあります。「
太陽光発電を載せる」という前提で新築時に導入した場合、屋根の強度を保つことができます。
◎太陽光発電のメリットを引き出せる屋根を設計できる
太陽光発電は、発電効率を引き出すための設置が必要です。
後付けでは、屋根との相性が悪く、思うように取り付けできないケースもあります。
新築のタイミングなら、屋根の方向などを考えつつ、効率の良い設置が可能です。
◎住宅ローンに設置の費用を組み込むことが可能
太陽光発電のメーカー、太陽光パネルの枚数や発電量などでも価格帯は幅があります。
太陽光発電はそれなりに大きな費用が必要です。
後付けの場合、どこから捻出しようかと費用面で悩むケースがあります。新築時の導入なら住宅ローンに組み込むことが可能です。
太陽光発電と併用したい“蓄電池”って?
太陽光発電と併用したいのが「蓄電池」というシステムです。
太陽光発電システムとつなげることによって、作った電気を蓄えておける仕組みになっています。
◎蓄電池のメリットは?
・日中使わなかった電気を蓄えておける蓄電池
太陽光発電は「太陽がある日中」に電気を作ることができる設備です。
ただ、日中仕事で不在にしがちなご家庭の場合、せっかく太陽光発電を設置しても「作った電気を使えない」ということも多いでしょう。
蓄電池があれば、使わずに余った電気を蓄えておけます。
・自宅で作った電気を使って節約できる蓄電池
太陽光発電だけしかない場合と違い、蓄電池があれば「日中電気を蓄えておく→夜にそれを使う」ということもできます。
日中不在がちの家の場合、夜に電気を使う量が集中するケースも多いでしょう。
蓄電池は「買う電気」を減らせるので、節約につながりそうです。
・夜間を含めた長期の停電時に役立つ蓄電池
太陽光発電だけの場合、停電が起こっても、残念ながら曇りの日や夜間には電気が使えません。
ただ、蓄電池を併用すれば、日中太陽で電気を作って貯めておき、それを夜間にも使えます。
蓄電池は停電が夜間にまで及んだときも役立つ非常用電源となるでしょう。
太陽光発電と組み合わせた給湯器も
太陽光発電のエネルギーを使った給湯器もあります。
オール電化の住宅でよく採用される「エコキュート」。エコキュートとは、空気中の熱を使って、ちょっとした電気量でお湯を沸かす、ヒートポンプ方式の給湯器です。
コストをおさえられる夜間電力を使えるので家計にも優しく、経済的なお湯の使い方ができます。
そんな一般的なエコキュートよりも画期的な給湯器が太陽光発電を組み合わせた「おひさまエコキュート」です。
太陽光発電を組み合わせることによって、太陽光でお湯を沸かせます。
その上、電気の余剰分は蓄えができるため、曇りの日などにも自宅で作った電気を使えるので節約になるでしょう。
まとめ
電気代の高騰が続く昨今、電気代の高さに毎月の電気料金を見てはため息…という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、多くの方が可能な範囲で節電をなさっているかとは思います。
ただ、あまりにも節電し過ぎると、せっかくリラックスできるはずの新築住宅で快適性が失われることもあります。
自宅で作った電気を使えれば、家計の節約と快適性も得られる家づくりが可能です。
新築住宅を建てるときは、こういった不安を解消できる太陽光発電を検討してみてはいかがでしょうか。
また、太陽光発電は、蓄電池やエコキュートとの組み合わせもできます。
太陽光発電で日中作った電気を蓄えておける蓄電池も注目されています。
太陽光発電をはじめ、それに関連する蓄電池や給湯器など、特徴やメリット・デメリットをおさえ、長期的な目線でこれからの時代に即した快適な家づくりをしていきましょう。
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