注文住宅、新築住宅、住み替え、建て替え・・・新しい家の検討は、家族の想いがぎゅっと詰まった家づくりのカタチの模索。
理想の外観デザインや内装デザイン、住みやすい間取りプランの検討、機能性の高いキッチンがいいかおしゃれなキッチンがいいか、快適な浴室にするかメンテナンス性を優先するかなど、各ご家庭で家族がそれぞれに暮らしやすいように話し合っていく過程も楽しいものです。

ただ、こだわりのマイホーム計画実現のためには、どうしても資金との折り合いが必要ですよね。
少しでも予算をおさえたい、お得に住宅を建てられないか…、
そんなときに、ぜひとも活用したいのが補助金や助成金制度です。
補助金や助成制度は「知って活用するとオトク・知らなければ丸損…」です。

今回は、スタイルカーサがメインで施工セリアとしている、静岡県浜松市で活用できる住宅関係の補助金や助成金制度をまとめてみました。
家づくりの嬉しいサポートとして、補助金や助成制度をしっかりと活用しましょう。

静岡県全域で利用できる補助金・助成優遇制度

◎「しずおか住宅ローン優遇制度」

静岡県と金融機関がタッグを組んだ優遇制度が「しずおか住宅ローン優遇制度」です。
耐震性の低い住宅の建替え、静岡産の優良な木材を使った新築、長寿命住宅を推進するなどで受けられる優遇制度です。住宅ローンの優遇により、静岡県民が住宅取得を少しでも負担を減らして住宅取得ができるようにという背景があります。

【利用条件】

新築で優遇措置を受けられるのは、以下のいずれかに合致するケースです。

• TOUKAI-0型

昭和56年5月以前の耐震評点1.0未満の木造住宅の建替えにより静岡県内で新築する

• しずおか木の家型

静岡県内で新築しようとする建物の50％に「しずおか優良木材」を使う

• 長期優良住宅型

長期優良住宅の認定を受けた静岡県内の新築である

• 住宅性能表示型

設計住宅性能評価を取得して静岡県内で新築する

• 定期借地型

借地借家法を活用して住宅を静岡県内で新築する

いずれも、静岡県内に静岡県民が建てるケースに優遇を受けられます。

【優遇内容】

優遇の内容は、各金融機関で異なります。
たとえば、金利を優遇してもらえる、住宅ローン手数料の割引などがあります。

【申込先・問い合わせ先】

各金融機関の窓口

◎「住んでよし　しずおか木の家推進事業」

静岡県内で木造住宅での新築をする際に「しずおか優良木材」を使えば受けられる補助金です。
しずおか優良木材は、静岡県にて認定を受けた工場で品質をクリアして生産されたものです。

静岡県で住宅を建てるなら、地元の木材を使った家づくり。
その地で育った木材なら、気温や湿度などが極端に変わることなく、建てる風土にもマッチします。

【補助金額】

しずおか優良木材等の使用量に応じて、上限を30万円として助成額を受けることができます。
ただし、建築する事業者が「しずおか木の家推進事業者」であることも条件となっています。

【利用条件】

新築の場合、「4㎡以上しずおか優良木材を使うこと」が条件のひとつです。
補助金は、4月1日～翌年2月22日までに申請したうち、先着順で補助金を受けることができます。

【問い合わせ先】

静岡県森林組合連合会
※2022年度（令和4年度）は、2022年4月27日に募集を開始し、2023年2月22日を持って募集を終了しました。

長期優良住宅は優遇政策がありますね！！長期優良住宅に関する記事も良かったら参考までに↓↓

https://vacances-tokai.com/wp/column/performance/3282/

静岡県浜松市で利用できる補助金・助成制度

◎地域材を利用した住宅への助成事業（天竜材の家　百年住居（すまい）る事業）

静岡県浜松市のFSC認証林にて生産、そしてFSC-COC認証取得事業者が浜松市内で製材・加工した天竜材となる「FSC認証材」を新築住宅に使うことで、地域の地産地消が推進されることを目的とした事業です。

【利用条件】

静岡県浜松市内に自らが住むために建てる新築住宅であることが前提です。
「建物全体の80％の割合で、FSC認証材を土台や柱、梁、束、垂木などの主要構造材に使うこと」「床や天井、内壁材などの内装材に5㎡以上使うこと」で助成対象となります。

静岡県「しずおか優良木材」と同等の品質基準をクリアしたFSC認証材であることが条件です。
品質や水分量、強度などの基準をクリアし、安心して長期的に使える優良材です。

また、

・住宅であること66㎡以上の居住面積であること

・浜松地域材利用促進協議会の会員である建築業者への依頼

などの条件もあります。

【補助金額】

助成金の金額は、FSC認証材の使用量によって異なり、1㎡あたり2万円、上限は30万円です。

【問い合わせ先】

一般社団法人浜松地域材利用促進協議会事務局

◎浜松市まちなか定住促進補助金

賑わいと創造性あふれる住まいづくりの推進により、浜松市の「居住誘導区域」と指定されている区域内へ移住・移転により新築する人に向けた支援制度です。

新たに浜松市のまちなかへ移住する人、または多世帯で新たに同居するために浜松市のまちなかに新築する人などが対象です。

買い物に歩いて行けること、通勤時間が短縮されることなど、浜松市の“まちなか”で快適に暮らせることを目的としています。

【利用条件】

条件はいくつかありますが、

・浜松市のまちなかに移転後は合計2人以上の世帯人数となること

・世帯所得が750万円以下であること

・補助対象の住宅で今後5年間は居住を続けること

・浜松市税の滞納がないこと

・多世帯同居の場合は、これまで1年以上離れて暮らしていること

などです。

【補助金額】

住宅の新築は対象経費の1/2までが補助され、上限50万円です。
また、多世帯同居で新築する場合は、さらに上限50万円として加算されます。

【問い合わせ先】

都市整備部　住宅課

◎認定長期優良住宅に対する固定資産税の減額

長期優良住宅と認定された住宅を浜松市で新築した場合、固定資産税が減額となる助成制度です。

【利用条件】

平成21年6月4日から令和6年3月31日までに浜松市内で建てた、床面積50～280㎡の住宅が対象です。

【減額内容】

一戸当たり120㎡までに相当する額の固定資産税の1/2が減額されます。
浜松市内に新築後、固定資産税が課せられる年度から5年間分が減額される期間です。

【問い合わせ先】

浜松市役所財務部資産税課

◎浜松市新婚生活支援事業補助金

浜松市において、新婚世帯が新たに始める生活のための補助金です。
婚姻によって浜松市に居住する住宅取得費用（土地購入代や住宅ローン手数料）が対象となります。

【利用条件】

令和4年4月1日から令和5年1月31日までの間に浜松市にて婚姻届が受理され、婚姻した日の年齢がそれぞれ39歳以下の夫婦、世帯の所得は400万円未満の場合が補助の対象です。

そのほか、夫婦ともに浜松市税を滞納していないこと、これまで同様の補助金を受けていないこと、今後1年以上は定住する意思を持つことなどの条件もあります。

【補助金額】

補助金額は、夫婦の年齢によって補助上限額が異なります。

婚姻日において、「夫婦ともに29歳以下の場合は上限60万円」「夫婦ともに39歳以下の場合は上限30万円」がそれぞれ世帯に補助されます。

【問い合わせ先】

浜松市こども家庭部次世代育成課
※2022年度（令和4年度）の募集は、事前予約が上限に達してすでに受付を終了しました。

まとめ

新築住宅を建てるとき、大きな助けになるのが補助金や助成制度の存在です。
国による補助金制度は大々的にアピールしていることもあり、早くから知ることができます。
しかし、意外に見落としがちなのが自治体の補助金制度です。

静岡県と浜松市で新築住宅を建てる際は地元の制度も細かくチェックしてみましょう。

今回は、2022年度時点での静岡県と浜松市で新築時に利用できる補助金や助成制度についてまとめてみました。
すでに募集を終了している補助金制度についても敢えて触れました。
これから新しい年度に突入して同様の募集をする可能性もあるため、参考までに記載しています。

また、静岡県と浜松市で募集する補助金や助成金は、年度によって異なります。

4月以降に静岡県や浜松市の補助金制度情報で新たに募集が始まるケースも多いです。

「予算に達した時点で募集を締め切る」となっている補助金や助成制度もあり、静岡県や浜松市で新築する計画がある人は早めに補助金情報をＨＰなどでチェックすることをおすすめします。

これから新年度が始まるため、補助金を活用できる可能性としてはベストタイミングとも言えます。
予算が配分されたばかりの時期なら、早めに申請すれば補助金を受けられる可能性が高まるでしょう。

季節も春に変わって、新しいライフスタイルが始まる新年度
今から計画を立て始め、並行して補助金や助成制度の適用条件やスケジュールなどの詳細にもアンテナを張り巡らせて賢く利用して家づくりをしてみませんか。また、詳しい部分については、担当する工務店やハウスメーカーの担当に問い合わせてみてください。

別枠で、こどもエコすまい支援事業についても記事があるのでこちらもご参照ください↓↓

https://vacances-tokai.com/wp/column/money/2788/

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