【色決め】白い壁紙、それとも好きな色?家づくりで悩みがちな壁紙選びのコツをご紹介【インテリアコーディネート】
壁紙・クロスは新築してそこに住んでみると面積的に大きし広いのでいつも目にします。
どの壁紙にしようか?とちょっと考えながらサンプルを見てみると、膨大な量カタログが各社あり、なかなか選ぶのが億劫だったり難しかったりすることが多いです。
「どんな色、どんな模様にしたら良いか」「メーカーも沢山あるし全部素敵に見えて決められない」「それぞれ機能などもあると思うと迷う」とすぐには決められない事が多いです。
現代の家造りにおいて、パターンとしてよく選ばれるのは真っ白い壁紙となります。
清潔感や開放感、光の反射によって部屋を明るく見せる効果がある真っ白い壁紙は、雰囲気作りを邪魔しないので様々なインテリアにもとてもマッチします。
無難な白を選ぶのも良いですが、奇抜かつ攻めたデザインで、もっと冒険してみるのも検討内容になります。遊び心を出しつつもセンス良くまとめたいですね。
当コラムでは、コーディネートの際に選択肢に挙がりやすい真っ白なホワイト系壁紙のメリット・デメリットまた、壁紙選びのコツについてお話ししたいと思います。
壁紙選びは、デザイン住宅をかっこよく見せれるかセンスが問われるところです。あなたの理想の家にするための大切なステップなのでぜひ参考にしてください。
同じくらいに迷う床材選びの参考記事はこちら↓↓
真っ白な壁紙を選ぶ3つのメリット
まずは真っ白の壁紙を選ぶと得られるメリットについて解説します。
●色々なコーディネートに自然とマッチする真っ白の壁紙
居室や空間のインテリアスタイルは、
・シンプルでスタイリッシュな雰囲気を意識した「モダンスタイル」
・優しい色合いの木製家具や床材に自然素材を採り入れた飽きがこない「ナチュラルスタイル」
・クラシカルな雰囲気でアンティークな小物などを取り入れエレガントさを強調した「フレンチスタイル」
・伝統的な”和”がくどくなり過ぎない様に現代的なエッセンスを加えた「和モダンスタイル」
・西海岸、マリーナを思わせる個性的な「アメリカンスタイル」
・所さんの世田谷ベース的な、男の趣味を極める感じの「インダストリアルスタイル」
等様々なスタイルがあります。
新築引渡し後、ソファやダイニングテーブル等の家具や家電、カーテン、カーペットなどの調度品を好みのスタイルに合わせて皆さん新調します。
そんな時、真っ白の壁紙であれば、どんなタイプのコーディネートでも、雰囲気を壊すことが無く「家具の購入は後ほど考えて決めよう」という場合でも、特別似合わない、そぐわないなどのトラブルが起きないのが、真っ白い壁紙の特徴です!ミスマッチがないというのはとてもいいですね。
●明るく清潔な印象で、爽やかさを空間演出できる
太陽光や照明の光を一番反射する真っ白の壁紙は、空間全体を明るくします。
採光がうまくいくロケーションであれば、日中は室内の照明をつけなくても自然の光だけで生活することもできるでしょう。
また、白はカラーイメージとして【清潔感】の象徴(シンボル)とも言える色なので、病院などでも真っ白の壁紙がよく使われています。人に「清潔感・安らぎ・安心感」を与える心理効果があります。
●膨張色なので空間全体が広く感じられる
こんなこと聞いたことありませんか??洋服を選ぶ際に「白い色の服は膨張色で太って見える」「黒い色の服は収縮色でスリムに見える」こんな話。
体系は小さく見せたいのが乙女心かもしれませんが、お部屋の場合は広く感じさせたいのが人情かもしれません笑、つまり膨張色の真っ白を選ぶと“膨らんで見える”わけですから空間が広く感じられます。逆に、暗めの色を選ぶと圧迫感を感じるかもしれません。
真っ白い壁紙は、開放感を感じる空間にすることができます。
●キズや剥がれが目立ちにくい
・引っ越しなどの家具を運びでぶつかって剥がれた
・ペットが爪でひっかき傷をつけてしまった
・子供がいたずらして傷をつけてしまった
などの際に傷がつくことがあります。その際に、ホワイト系の壁紙ですと目立ちにくというのが特徴として挙げられます。
壁紙の色が濃いと陰影というか跡が目立つ場合が多いので剥がれや傷が目立ってしまい気になりますが真っ白のクロスではあまり目立ちません。
真っ白の壁紙を選んだ際の3つのデメリット
強いてあげれば、デメリットもありますが、人によって「あまり気にならない」方もいらっしゃいます。真っ白の壁紙を選ぶ際には、頭の片隅に入れておいてください。
●ホコリや汚れが気になることもある…
真っ白の壁紙は、当然色がついたホコリや汚れが色付きに比べ目立ちやすいです。掃除をまめにする方であれば問題ないでしょう。
通常時、掃除機やモップをかけることが多い床・フロアに比べると、壁紙の掃除は年一回するかしないかという方も多いでしょう。
壁にはホコリや汚れがつかないわけではないので、蓄積すれば目立つこともあります。
●経年による変色や黄ばみ
最初は白く綺麗で清潔感のある真っ白い壁紙ですが、年数が経てば日焼けの変色、煙草のヤニ等での黄ばみが付着することもあります。その他でも調理中の湯気や煙に含まれた油分や、お香や線香などの含有成分による変色も起こりえます。
また、窓際や照明のスイッチの付近等、手が触れやすい場所では壁紙に手垢による汚れによって色が付くかもしれません。
これらの変色は、真っ白の壁紙の方が目立つでしょう。ですが中性洗剤などで拭き掃除すると落とせるので気にしすぎも良くないと思います。
●眩しく感じる可能性
反射率が高い真っ白の壁紙は「眩しく」感じるケースもあります。ですが「一日中太陽光降り注ぎ続け反射して直視できない位眩しい」ということではないので気にしなくていいレベルかもしれません。
直射日光が入りすぎないようにレースカーテンを取り付けたり、観葉植物や家具などで色の雰囲気を混ぜて別の色彩を取り入れておけば白い壁紙が眩しい時の緩和対策になります。
また、アンミカさんが白は200通りあると言っているように、同じ白でもオフホワイトカラーや少しだけベージュが混ざった白などであれば、明るさの中にも少し温かみがプラスされます。
それらを考慮した上での壁紙を選びのコツ
カットサンプルが沢山掲載されたサンゲツとかリリカラとかのクロスカタログを参考に壁紙を選んでいるとき「今まさに家造りの打合せしているなぁ」とか「自分好みの壁紙はあるかな」とかワクワクしますね。半面「候補を絞り切れない、どれにしよう」という迷いもあるかもしれません。
メーカーによる違いはもちろん、色合いや素材感、模様・柄などの選択肢の多さ・豊富さに圧倒されるかもしれません。
そこで、迷った際の壁紙選びのポイントをいくつかご紹介させてください。
●お部屋だけでなく家全体のイメージ、スタイルの方向性を考えてみる
この部屋は・・・と考えるのも一つの考え方ですが、家全体がデザイン住宅としての洗練された空間デザインになっている場合クロスの貼り分けしすぎると独特のチープ感が出てしまい逆効果になる場合があります。「寝室は落ち着いた印象にしたい」「子供室は明るくしてあげたい」「ミッキーの壁紙を使いたい」等々、様々あると思いますがいったん冷静になって貼り分けは少なければ少ないほどいい、ここぞという部分に使う、という意識でどこを貼り分けるかイメージしてみましょう。
大きい面積の壁で貼り分けを行うとその壁の印象が強くなりすぎるので特に、家族みんなが過ごすリビングなどで行う場合はコーディネーターなどに参考意見を聞いた方がいいかもしれません。置く家具、家電などもふまえ、色味過多にならないようにご注意ください。その上でみなさんで話し合って決めていくときっと楽しいと思います。
参照画像などが無いと口頭で話してもお互いのイメージが沸きませんよね?そんな際は住宅情報誌や工務店の施工事例、PITARESTなどで素敵な画像をリサーチしてみるのもおすすめです。方向性やテーマを決めやすくなります。
●挿し色をどう選ぶか
上でもお伝えしましたが、真っ白の壁紙は様々なコーディネートが可能です。
・大人な落ち着いた雰囲気
・かわいい子供部屋
・エレガントな空間イメージ
どのようなお部屋にもマッチしますし、どんな色にも反発しません。
大きい面積の部分は、デメリット部分を理解した上で、真っ白を選ぶのがおすすめです。
挿し色としての印象を書くと、
・ブルーはクールで爽やかなイメージ
・黄色やアイボリーは優しく暖かいイメージ
・ピンクなら可愛らしい女子の部屋イメージ
・グレーは洗練された書斎などのカッコいいイメージ
…というように、色によってどこに使うとマッチするかイメージが変わることを考慮して、作りたい雰囲気に合わせた壁紙の色を決めていきましょう。
●柄・デザイン
同じ白色でも、模様の違いを気にする方も多いかもしれませんが、少し離れて見てみるとほぼほぼ模様は見えなくなり、白い壁としてしか認識できなくなります。白の壁紙の場合は施されたデザインでの印象の変化はほぼありません。
挿し色をする場合の壁紙は、飽きがこない疲れないようなもの落ち着いた上品なイメージのものがお勧めです。
また漆喰のようなデザインのクロスは、様々なインテリアと合わせやすく人気です。
アクセントクロスとして人気の「木目調クロス」や「レンガ調クロス」もおしゃれな雰囲気ですが、本物の板張りや石張りをする同一の空間に施工してしまうと偽物感が浮き彫りとなってチープに感じるようになってしまうので注意が必用です。
●床や天井、ドアの素材・色とのバランスも考慮する
内装の色味は、3色以内に絞るとすっきりとまとまるこれは色選びの定説です。
壁紙に白を選ぶと、フローリングやタイルなどが有色でもマッチしやすくなります。
また、目線よりも上の明るさを強調すると空間が広がって感じられます。
内装に濃い挿し色を使いたいときには、床に選ぶと圧迫感がなく落ち着いた印象を作れます。
クロスや床とバランスを見て決めたい建具についてはこちらを参考にしてください↓↓
●アクセントクロスを選ぼう
大部分の真っ白の壁紙を選びつつ「どこかに遊び心のある好きな色も取り入れたい」という方は多いともいます。
「アクセントクロス」貼り分けしてを採用する方も増えています。
「真っ白に映える濃紺の爽やかさをプラスしたい」
「テレビの背面を石調にしたい」
「勉強机を置く背面一面をヘリンボーンの模様に」
「ディズニーが好きだから一部キャラクター系の壁紙を使いたい」【】
など、色や柄の変化で個性的な空間を作り出すこともできます。
●壁紙の機能性ってどうなの?
最近の壁紙は機能性も注目する方も多くなってきました。
あくまで壁紙の厚み分子化効果が無い(薄い)と私は感じていますが・・・こんなことが謳ってある商品もあります↓↓
・お手入れ頻度が少なくても「汚れがつきづらい壁紙」
・ペットを飼う際には引っ搔き傷対策として「傷に強い壁紙」
・室内でタバコを吸う人がいる、ペットの臭いが気になるなどの時「消臭効果が高い壁紙」
・洗面室や脱衣所トイレなど水を使う場所で「撥水性が高い壁紙、調湿効果がある壁紙」
などが謳われています。厚みがほとんどないので効果のほどは正直保証出来かねますが機能性にも着目してみてください。
まとめ
打合せの終盤、間取りや「衣装の打合せが決まっていよいよ壁紙選びとカーテン選びを残すばかり、、、。
楽しく選びたいものですが、迷うほど選択肢が豊富なので「どう選べば失敗しないか」と考えてしまう方がたくさんいます。
サンプルやカタログも真っ白の壁紙が夥しい数あります。多くの方に選ばれる安定の人気色と言えるでしょう。真っ白の壁紙をまず軸のカラーとして決めて挿し色を決めていくカタチで候補を選んでみてはいかがでしょうか。
インテリアに合わせやすい真っ白な壁紙なので「無難だから」と安易に選ばれがちですが選ばれるには理由があることもお伝え出来たかと思います。まずはメリット・デメリットをお伝えできて良かったです。
また、真っ白の壁紙も、表面のデザインは若干雰囲気の違いがありますが、離れたところから見てみるとほとんど違いは判らなくなってしまうので、凝り過ぎないことも寛容かもしれません。
凹凸のない平坦なものや折り目長の物、塗り調の物、石目調の物、レンガ調、タイル調とあります。大事なのは全体のバランスなのでいったん離れたところから見るなどしてみてください。
最終的に候補を絞って、それでも決めかねる場合、施工会社のコーディネート担当スタッフに相談してみましょう。
インテリアの知識を持った専門的な観点からアドバイスしてもらうことで、より理想に近い壁紙選びができます。
いかがでしたか?浜松市の注文住宅検討中の方、新築希望の方、建て替えを検討の方、住み替えを検討の方はぜひスタイルカーサのモデルハウスにご来場ください!壁紙も含めた全体のデザインを確認していただける雰囲気の違うモデルハウスが3棟同時に見学できます。ご来場予約はこちらから↓↓
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