サウナのある家~ホームサウナのメリットと家づくりで知っておきたいポイント
ひと昔前のサウナと言えば、銭湯や温泉施設などを利用するイメージでしたよね。
最近は、お住まいのインテリアに合わせ、自分だけのホームサウナを自宅に導入する人が増えています。
健康や美容などのたくさんの効果、そして時間を気にすることなく、自分なりの楽しみ方ができる点も人気の理由です。
今回は、ホームサウナを導入するメリットや方法、注意ポイントなど、「サウナのある家づくり」をお伝えしていきます。
毎日の暮らしにサウナを~家にサウナを取り入れるメリットとは?
ホームサウナを設置すれば、サウナがもっと身近なものになります。
どんなメリットがあるのでしょうか。
◎自分の好きなタイミングで“ととのう”
サウナを語るうえで欠かせない“ととのう(整う)”という言葉があります。
これは、サウナ内で暑くなり、その後は体を冷やすために水風呂に入り、そして空気に触れて休憩。
それらの行動のなかで感じる温度差が交感神経・副交感神経にメリハリをもたらし、自律神経を安定させてリラックス効果につながる意味があります。
ホームサウナがあれば、好きなタイミングでいつでも“ととのう”ことができます。
ステイホームが楽しくなりますね。
◎ホームサウナは自分だけの専用サウナ
「サウナは好きだけど、周りに人がいるのはちょっと…」という方もいるのではないでしょうか。
サウナは気持ちをリラックスに導く快適空間であるはずなのに、店舗のサウナでは「周囲に気を遣う」というケースもあるかもしれません。
特に、曜日や時間帯、場所によっては混雑しているケースもありますよね。
せっかく“サウナ気分”で出かけたのに、到着した途端、その混雑具体に楽しい気持ちが半減することもあるかもしれません。
でも、ホームサウナなら、人目も気にならず、混雑の心配も不要。
完全なる自分専用のサウナです。
防水機能のあるスピーカーで音楽を楽しんだり、お気に入りのアロマの香りに包まれたり。
自分なりの楽しみ方を模索し、自分流に過ごせるのがホームサウナのメリットです。
◎ホームサウナは健康維持を日常的なものに
サウナには、
・血流を促すことによる「疲労回復」
・汗を流して毛穴の汚れが取れることによる「美肌効果」
・体の深い部分の体温を上昇することによる「睡眠の質を高める」
など、さまざまな効果があると言われています。
健康効果を期待してサウナを利用したいのに、店舗のサウナでは利用料や時間的な問題から、なかなか利用できない人も多いでしょう。
ホームサウナがあれば、気軽に利用できるので、日常的に“健康維持”への意識が高まります。
◎往復の時間ロスなく、自分の時間を有効に使える
「サウナを利用したいけれど場所が遠い」となれば、通う時間が費やされるものですよね。
仕事で遅い、子育てをしているなど、まとまった自由時間が取れない人にとって、サウナ通いは時間的に難しいのではないでしょうか。でも、ホームサウナなら、往復にかける時間ロスがありません。
仕事や家事で忙しい人も、有効に時間を使ってサウナを楽しめます。
◎利用料もかからない
サウナに通う頻度や施設の料金設定によって違いますが、行けば行くほどコストはかかります。
ホームサウナなら初期費用こそかかりますが、その後は自分のためだけに利用できます。
毎日のように使うこともでき、往復時間もかからず、時間を無駄にすることがないのもメリットです。
しかも、リラックス効果や健康効果も大きく、ランニングコストとして光熱費はかかりますが、サウナ通いのための交通費や利用料と比べると安く済みます。
今後、ずっと自由に使い続けられる点を考えれば、費用対効果は高いと言えるでしょう。
サウナには種類がある
自宅に取り入れることが可能なサウナの種類について見ていきましょう。
◎ドライサウナ(乾式サウナ)
温度80~100℃、湿度10~15%の本格的なサウナで、「高温・低湿」が特徴です。
銭湯や温泉施設などでもよく見かけます。
短時間で血行がよくなり、肩こりや腰痛など血行不良の不調への効果もあると言われています。
◎スチームサウナ(湿式サウナ)
スチームやミスト状の蒸気を充満させて加湿したサウナです。
温度は40~60℃でやや低温、湿度は90~100%と高湿度が特徴です。
体への負担を減らし、ゆっくりとリラックスさせることができます。
ドライサウナと比べて肌や髪の乾燥をおさえられ、自宅にも取り入れやすいサウナです。
◎フィンランド式サウナ(湿式サウナ)
ドライサウナよりも湿度があり、スチームサウナやミストサウナよりも湿度が低いのがフィンランド式サウナです。最近主流となってきたロウリュサウナは、このフィンランド式サウナです。
サウナの発祥地となるフィンランドでは、熱したサウナストーンに水をかけて発生した蒸気を充満させることにより、発汗を促す「ロウリュ」という入浴法があります。
温度と湿度が程よいバランスで、日本の温浴施設でも見られるようになってきた注目度の高いサウナです。
家づくりでホームサウナを作る方法とは?
家でサウナを楽しむ方法は、メーカーによる既成品を設置する方法と間取りに合わせたオーダータイプの方法の2つあります。それぞれの特徴を見てみましょう。
◎ホームサウナのメーカーによる既製品の設置
サウナを製造しているメーカーで発売している既製品を設置してホームサウナを家で楽しむことができます。
1人用のミニサイズなら、リビングなどのお部屋にも配置することが可能です。
お庭に置けるタイプもあります。
簡易的に置けるホームサウナなら、比較的、高額な費用をかけずとも設置ができるでしょう。
◎間取りに合わせてオーダーメイドの本格的なホームサウナ
一方、住宅の間取りに合わせてオーダーメイドで作り上げる本格的なホームサウナを導入する方法もあります。
オーダーメイドなら、希望の間取りに合わせてホームサウナを設置することができます。
据え置きタイプを置いた後に「半端な空間が生まれる」「リビングに置くと圧迫感が出る」「お部屋のインテリアを邪魔してしまう」といったデメリットもありません。
また、既成品を据え置くときとは違い、素材やデザインの自由度も高いです。
こだわって作り上げれば、店舗のような本格的な空間も叶えられるのがオーダーメイドのホームサウナのメリットです。施工会社と打ち合わせをしながら、「自分好みの空間」が完成。
家でのサウナをもっと楽しむことができます。
家でサウナを作るとき、どんな点に注意すればいい?
自分だけのホームサウナなら、おうち時間がもっと楽しくなりますよね。
でも、どんな点をおさえておくべきでしょうか。
◎家づくりの段階から計画しておく
ホームサウナの導入方法は後付けでも可能ですが、リフォームなどでホームサウナを導入した場合、問題点が2つあります。
1つ目は「どこに配置するか」というスペース上の問題です。
据え置きタイプには、省スペースのものもあるので、空いたスペースに配置することはできます。
ただ、どこでも設置OKではなく、重量に耐えられる場所でなければなりません。
それに、サウナを稼働するための電源工事や配線工事も必要です。
2つ目は「お部屋のインテリアを壊しかねない」という点です。
据え置きタイプは、既成のラインナップから選ぶため、お住まいのインテリアと馴染まないケースも多いでしょう。
そこでおすすめなのが「家づくりの段階から計画する」ことです。
注文住宅での新築なら、お住まいの内装に合わせながら、間取りに取り入れることができます。
広さや素材など、自分のこだわりポイントも反映できるでしょう。
◎どんな風に利用したいかをイメージする
新築でホームサウナを考えるなら、「ここが空いたからサウナを作ろうか」というのではなく、自分がどんな風に利用したいかを考えてベストなプランを作りたいものですよね。
・浴室の隣にサウナを配置してサウナと水風呂を繰り返したい
・サウナ空間に曇りガラスの大きなFIX窓を設置し、明るい快適な空間にしたい
・寝室に置いて就寝前に利用したい
・目隠しフェンスを取り付けたバルコニーの近くに設置して、サウナの後に涼みたい
など、ホームサウナを設置するなら、いろいろな希望があるのではないでしょうか。
スペースと電源があれば、サウナは設置できます。
ただ、自分の使い方をイメージしておかなければ、使い勝手の悪さを感じて結果的に「使わずに放置」という失敗もあるでしょう。
使いやすいか、居心地が良いかなど、動線も考えながら、自身にとってベストな場所に作りましょう。
まとめ
お風呂の時間を大切にする方が多い日本。確かに、湯船の温かいお湯にゆっくり浸かるのはリラックス効果がありますが、サウナには一味違う魅力があります。
自分の好きなタイミングで、自分だけの空間で体をリラックスさせることができるホームサウナを導入すれば、もっともっと“ととのう”が身近なものに…。
ご自身と家族みんなが楽しめるホームサウナで、素敵な時間を過ごせることでしょう。
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