【壁掛けテレビ】テレビ裏の配線を工夫してすっきり見える置き方【新築家電】

新築住宅、注文住宅に10年ほど携わってきましたが、壁掛けテレビに対するこだわりが強いお客様は多かったです。額縁のようにすっきりと壁におさまる「壁掛けテレビ」はかっこよくて美観的に優れていますね!
リビングのテレビを壁掛けテレビにすれば、スタイリッシュでカッコよく、多くの人が憧れる、ザ注文住宅というお部屋になりそうです。

おしゃれかつカッコいい壁掛けテレビですが、配置を成功させるためには、壁の補強や配線計画、下地の位置調整、金物の選定等々、プロフェッショナルな仕事がプラン段階から必要で、住まいの完成からの取り組みでは遅すぎるという感じになります。なるべく早めにやるやらないはもちろん、どこに入れるのかを決めておきたい所です。

今回は、壁掛けテレビを上手に施工する為のコツ、おしゃれなポイント、壁掛けテレビの失敗例も交えて説明とご紹介をします。

カッコいい壁掛けテレビに憧れる!

新築住宅では、インテリアだけでなく家電の置き方にもこだわりたいですね。
どんな家に住むどんなご家庭でも大体テレビはあります。ですが置き方にこだわってお部屋をかっこよくスタイリッシュにできている家は少ないかもしれません。

また、壁掛けテレビと言えばテレビ裏の配線問題が起きないように収めてあげる必要があります。
見た目がおしゃれな壁掛けテレビはなかなか上手に収めることが難易度が高いです。

◎新築なのにテレビ裏の配線がごちゃごちゃは残念

壁掛けテレビに関する悩み・失敗として多いのが、【テレビ裏のコード配線】で見せたくないの見えてしまう、まとめたいのにうまくまとまらない、この二点ではないでしょうか。
どんなにおしゃれな壁掛けテレビでも「テレビ裏の配線がむきだし」さらには「配線がごちゃごちゃしている」そんな状況になっているとおしゃれさを目指したのに残念な気持ちになります。

また隠せばOKですというだけでもなく、配線をテレビ裏に上手く隠しても、ゴミやホコリが溜まってしまうのは感電や漏電のリスクを高める為、避けるべき危ないことです。
こまめな掃除がかかせないのはちょっとめんどくさかったりしますね。

また、テレビボードを置くスペースを確保すると部屋が体積的に狭く感じるのも難点です。
さらにはテレビボードの裏にも配線の絡まりやゴミ・ホコリが溜まるのも残念なことです。

テレビをどこに置いて、配線をどう隠すか。上手にやれば配線もすっきりしてスタイリッシュな最近人気の壁掛けテレビに憧れる方も少なくないですね!

◎お部屋・リビングが広々感じる印象に~おしゃれですっきり壁掛けテレビ

ちょっと前のテレビと違い、最近のテレビは薄くてスリムで大型化しています(新築でテレビを買い替える人の平均の大きさは60インチ前後)。大きくてカッコいいテレビですから壁掛けする難易度も若干高くなります。
壁掛けテレビの大きなメリットは“おしゃれ”と“すっきり感”です。特にリビングで壁掛けすることが多いですがリビングの印象をよくすると家全体の印象が良くなるのでお勧めです。

近年のテレビは驚くほど薄型化しているので凹凸も目立ちにくく、配線も隠してかなりすっきりとおしゃれな印象を作ります。テレビとしてみるだけなら、テレビボードもいらないです。
空間を占有しないのですっきり見えますね。

お友達を家に招いたときに、【リビングのテレビ大きいね!】【しかも壁掛けしていてかっこいいね!】【リビングも広いね】こんな言葉が出てくるように完璧に壁掛けテレビを成功させたいですね!

リビングの考え方をもっと詳しく書いている記事も貼っておきますのでご参照ください↓↓

https://vacances-tokai.com/wp/column/questions/2739/

◎実は地震対策になっている

一昔前のブラウン管テレビと比べると、最近のテレビはとても薄いくなっています。
ただ、大画面化しているので重さはそれなりにあります。たとえば、55インチ型ほどのサイズであれば20~30キロ前後くらいは重量としてあります。
テレビを立たせている脚部分は割と細いため、「地震で揺れれば倒れそう…」と不安になる方も多いのかもしれません。

そこを言えば壁掛けテレビは壁に固定するので置き型よりも安定しています。
実は、壁掛けテレビは地震対策としても転倒防止効果がある配置方法なのです。

知っておくと勉強になる壁掛けテレビ失敗例

壁掛けテレビの難易度についてちょこちょこっと難しいよ!と警鐘を鳴らしているわけですけども、それだけ失敗もあるよということですね!よくある失敗例をご紹介します。

◎失敗例①:配線の露出。ごちゃつき

理想は「壁掛けテレビですっきり。おしゃれに」ですが全てそうなるというわけではありません。
テレビを壁にかけても、テレビ裏の配線まとまっておらず「ごちゃごちゃ」「垂れ下がる」という状況でカッコ悪くなってしまいます。

本来、おしゃれで見栄えの良い壁掛けテレビを目指すわけですが、配線計画と配置、下地計画がまとまっていないと理想とは程遠い残念な見た目になるかもしれません。

住宅新築、注文住宅であれば早めの段階で「壁掛けテレビをやりたい」と施工会社、プラン作成者に相談してください。アンテナ端子やコンセント数、位置、配線を上手く隠せるように提案して貰えると思います。

◎失敗例②:テレビの配置高さ・位置、角度が悪い

テレビをテレビボードの上に置くのと違い、壁掛けテレビは高さがある程度調節が効きます。
なので、ソファーから見てちょうどいい高さにするのか、ダイニングから見ていい高さにするのか、
基準の高さを決めることが大切です。

ただ一度高さを決めてしまうと、「もうちょっと高いくしたかった」、とか「高いすぎて首が疲れる…」などの失敗に対しては直すのが難しいので慎重に高さは決める必要がありますね。

金具で固定する壁掛けテレビは、一度施工してしまうと簡単には移動ができません。
テレビとソファーの位置取りと距離、眺めた時、見たときのテレビの高さは細かくシミュレーションして高さ決めたい所です。

さらには、テレビ位置がよくなかった場合、簡単に移動もできないことも考えなければなりません。
窓の位置や高さ、大きさ、光の入り方や映り込みなどは間取りによって作用するので、「光が画面に反射して見えづらい」「画面が暗く感じる感じる」といったことが起きにくいように、注意する必要があります。今のテレビには周りの雰囲気明るさを察知して勝手に明るさ調整をするものも多いので、テレビ自体のスペックも考えつつ、テレビ位置をどの壁に取り付けるか十分に考えてください。

◎失敗例③:レコーダー、ゲーム機などの接続器の置き場所に困る

「テレビ番組を見るだけ」という視聴だけが目的のテレビなら壁掛けにすればすっきり感があります。
ですが、今のテレビ業界は様々なサブスクと連動したり、接続器を様々繋いでいく【見るものから使うもの】に変わった存在です。録画機やDVDレコーダーを使ったり、SWITCHやPS等のゲームで遊ぶなどテレビを使う場合は、本体置き場や配線も考える必要があります。

壁掛けテレビはすっきりおしゃれになっているのに、レコーダーやゲーム機のために大きなテレビボードが必要、、、これでは壁掛けをやる意味がありません。

壁内配線を含めて、たこ足するのもかっこ悪いので、コンセントの口数もある程度多めに確保しておくことも大事です。テレビ本体、録画機、ゲーム機、スピーカー、ゲーム機などを考えると6口タイプがいいかと思います。

◎失敗例④:壁掛けテレビを工事が始まってから検討したら追加費用が結構かかった

一般的な内壁は石膏ボードで施工されているため、ビスやねじが利かない為、重量のあるテレビを壁掛けして支えるだけの強度がありません。
通常、新築住宅で壁掛けテレビを検討するときは下地補強を大工工事段階から行います。

また、壁掛けテレビの配線を隠すために、壁自体に厚みをつけてしまう“ふかし壁”を採用される方もいます。

壁紙の色やデザインを変えたり、石を貼ったりしつつ、「壁掛けテレビ+ふかし壁」の両者のおしゃれが際立ち、一層個性的かつデザイン性の高い空間作りができると思います。

ただ、工事が始まった後で「壁掛けテレビにしよう」と決めた場合は手間も、費用も大きめにかかりますので注意が必要です。
後になっての壁掛け相談は完工が難しくなることもあるため、工期自体も延びてしまうことも考えられます。
新築住宅で壁掛けテレビを検討しているときは、繰り返しになりますが、家づくりの初期段階で相談しておくといいでしょう。諦めるのであれば早めに諦めることも肝要と言えば肝要です。

絶対にミスらない為にはテレビ裏の配線を完璧にする

壁掛けテレビのすばらしさを感じるために、配線計画を念には念を入れて行ってください。
工事前であれば裏の配線を「壁のなか」に隠せるような壁内配線の工夫を施工会社から提案してもらえます。

壁掛けテレビの「おしゃれさ」や「すっきり感」を実現するために、テレビ裏の配線計画をしっかりと練り、施工になれた工務店に依頼することもポイントかもしれないですね。住宅メーカー系の会社は嫌がる場合も多いので気を付けたい所です。
下地の補強工事ももちろん必要なので、相談をなるべく早くにしておくといいでしょう。
工事が終わりに近づいてからとか進み過ぎてから「壁掛けテレビのための補強・配線」などを依頼してしまうと、壊さないと作れないこともあるので追加費用が大きくなる可能性もあり、悪い時には施工自体不可能なんてこともあり得ます。

また、壁掛けテレビをさらに際立たせ魅力的にするには裏のクロスをアクセントクロスにするのもおすすめです。

注文住宅の家づくりでは一部の色や素材を変えてアクセントにする方も増えています。

「白+グレー」「白+水色」「白+木目」というように色や素材を一部変えるだけでかなり引き締まった印象のアクセントになります。

木目調やレンガ調のクロスでもいいですが、本物の木や石を貼るのも良く、クロスであれば花柄、ヘリンボーン、ボーダー、ストライプなど柄を取り入れるのも個性的かつおしゃれな演出ですね。

特別な場所感を演出することで壁掛けテレビを自然に魅せるというやり方もあります。
際立たせるのか、溶け込ませるのか、演出は無限なのでお好みに合わせてみてください。

迷うようなら造作のテレビボードもオススメ

どうしても間取り上の問題で壁掛けテレビが難しいケースもあります。そんな場合は、現場造作のテレビボードがを検討してみるといいともいます。

市販の一般的なテレビボードと違い、室内の木部と合った同じ素材の物でも作れるので雰囲気を併せることもできますし、リビングやダイニングのインテリアのイメージにマッチするデザインで作る事が出来ます。壁にくっついている一体化型の造作テレビボードなら、置いてあるだけの一般的な床置きのテレビボードよりも安定感や掃除のしやすさ高デザイン性叶えてくれます。

造作のテレビボードは、周辺機器のレコーダーやゲーム機などに合わせて大きさを調整できるので、テレビ回りをすっきりと収納できますし、調和がとれた雰囲気を作る事にもつながります。壁掛けテレビではないですが、すっきりと収納できて、おしゃれな空間を作れます。

家電から一歩踏み込んで電気代のお話も勉強したい方はこちらもお読みください↓↓

https://vacances-tokai.com/wp/column/performance/3168/

まとめ

注文住宅における壁掛けテレビは皆さんの憧れであり、「すっきり」で「おしゃれ」だという強い魅力があります。
工事開始前にしっかりと準備をして臨みましょう!新築時に壁掛けテレビをばっちり施工してカッコいい住宅計画を実現してください。おすすめはなるべく早めに建築会社に相談することです。

壁の補強等はDIYでは対応できないので、事前に住宅会社、工務店さんに施工してもらい、配線の隠し方、アクセント取り入れ方などはアドバイスをもらって素敵に施工して貰ってください!

静岡県、浜松市で新築住宅や注文住宅、デザイン住宅を検討中の方はぜひstylecasaにご相談ください。
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